本日(日本時間明日)より、日本人的に注目すべき試合の開幕といっていい週末に突入します。
荒川仁人VSデニス・ベリンチク
テレンス・クロフォードVSアミール・カーン
ダニー・ガルシアVSエイドリアン・グラナドス
シャクール・スティーブンソンVSクリストファー・ディアス
フェリックス・ヴェルデホVSブライアン・バスケス
リカルド・エスピノサVSジョンリエル・カシメロ
まだまだありますが、荒川頑張れ!クロフォードはP4Pなのか、ディアス頑張れ!そして悪魔、怪獣なんでもこーいの怪物君、ジョンリエル・カシメロのスケールの大きさも堪能したい。相手も若くてパワフルで強そうなんだ。
[st-card id=66048 ]This is how John Riel Casimero ended the fight 44 seconds in the 12th round to claim the @WorldBoxingOrg Interim Bantamweight Title against Ricardo Espinoza Franco. @ABSCBNNews @abscbnsports @ABSCBNNewsSport pic.twitter.com/kSm4H5znuc
— Steve Angeles (@StevieAngeles) April 21, 2019
ジョンリエル・カシメロは過去様々な国で戦ってきたが、10か国目となるアメリカでの試合は初となる。しかしその大事な試合にトレーナーはいない。フィリピンからの渡米の際、カシメロのトレーナーのビザが下りなかったのだ。
しかし南カリフォルニアで練習していた時はタガログ語やビサヤン語を話す者がたくさんいたのでそれほど不自由はしなかった。ロサンゼルスではロデル・マヨールと提携することになった。
マヨール
「カシメロの事は昔からよく知っているのでトレーナーとして何の問題もありません。」日本時間21日、ダニー・ガルシアVSアドリアン・グラナドスの前座で、カシメロ(26勝17KO4敗)は、WBO暫定バンタム級王座をかけてリカルド・エスピノサ(23勝20KO2敗)と戦う。
前日計量では、カシメロが116.8ポンド、エスピノサは117.8ポンド。エスピノサの方が身長で3インチ背が高く、年齢は9歳若い。
マヨール
「カシメロにとってエスピノサは問題ない。そんなにいいファイターじゃない。ケンカ屋だ。でもカシメロにはスタミナや強靭な肉体が必要だろうね。」アグラビオ(カシメロの参謀)
「エスピノサはパンチが速くて手数も多いしパワフルだ。けれど彼をよく研究した。サイズの違いは問題ない。カシメロはフェザー級やスーパーフェザー級とスパーリングしてきたからね。」ロデル・マヨールとの提携はいいことかもしれない。マヨールはロメロ・デュノやアストン・パリクテといったフィリピン人ボクサーのトレーナーを短い時間務めただけで彼らを進化、向上させてきた実績がある。
多くのアウェーで戦ってきたカシメロにとっても初となる米国デビューがはじまる。
ダニー・ガルシアVSアドリアン・グラナドスの前座ということで放映されない確率が高いそうだがかなり気になる試合だ。メインがあまり魅力がない。グラナドスは善戦マンだが、一流に勝つにはパワーが足りない。ダニガルの試合になりそうだ。
21歳の若きリカルド・エスピノサというのが、コメント欄にあったように、生粋の強打者、ゴロフキンのような剛腕なのだ。パンチの打ちぬき方を見ているだけでそれがわかる。しかし王者レベルの完成度かといえばそこはわからない。怪物候補ではある。
そして元祖怪物君のカシメロももう30歳、やはりバンタム級までくると軽め仕上げなのだな。剛腕で鳴らす倒し屋だが元はライトフライ級の選手であり、バンタムはフィジカルだけでなんとかなる階級ではないだろう。
大手と契約を持たぬ彼は練習環境等でも不遇であるが、こうしてチャンスに恵まれたことは吉報だ。
ロデル・マヨール、いい仕事してるな。
KO必至の好カード、楽しみだ。