
20勝9KO 21敗4分
175センチしかないスーパーミドル級の34歳
もう最近は負けが込んでいる、しかしこの男はただものではない。
VSアンドレ・ウォード戦
ウォード7戦目、ボーンは9戦目の6回戦、結果は
55-59/56-58/56-57のユナニマスだが、ウォードから強烈なダウンを奪った。
フル動画もありますがダウンのスローを。
これは効いたなぁ、ウォード最大のピンチだったでしょう。
VSアドニス・スティーブンソン戦
[youtube]http://youtu.be/-hhWntWMC5w[/youtube]こんな映像しかないがスティーブンソンをKO
イケイケのスティーブンソンは強いが打たれて強い方ではないとおもう。
左に臆せず、怖がらず、打ち合ったから勝てたのだろう。
スティーブンソンの試合はいつも威嚇が効いてるがそれが通じないと脆いだろう。
金星をあげたがプライドを傷つけられたスティーブンソンに再戦でノックアウトされてしまう。
VSセルゲイ・コバレフ
[youtube]http://youtu.be/YbnJjH3WTek[/youtube]2戦目の動画しかないのが残念だが、初戦はコバレフをストップ寸前まで追い詰め、76-75が2者、75-76、2-1で惜敗。
またプライドを傷つけられたコバレフのリマッチを受け、これは完敗。
ボーンは変則で荒いスタイルだが、カウンターを恐れず思い切りハードパンチを打ち抜ける。
強いていえば小堀のような感じかな、この人もナチュラルカウンターが凄かった、惜しい王者だった。
こういう強襲にコバレフは弱い、打たれれば効くということが分かった。(まぁ誰でもトラブルになりかねないが)
コバレフとやるにはゆったり慎重に向き合うより、ガンガン押し込んで荒々しく攻めた方がよさそうだ。
ベテルビエフがそれをやるかもしれないな。
ボーンはその他にもララなど、数々のビッグネーム、無敗のホープ達と、階級を超えて戦っている。
見た感じ、野性味もパワーもスピードもあり、パンチャーだが、アマチュア的な完成されたスキルはない。だから、ポイントは取れないが、激しいアタックを仕掛け、意外性のあるパンチを当てて相手をパニックにさせることができる。
タイソンに挑んだホリフィールドのように相手を恐れず打ち合える。その勇気が番狂わせ的な試合を作るのだろう。
現世界王者もこんな危ない試合を経て今がある。
プロキャリアで一番大変な試合だったろう。
ダーネル・ボーンの動画はいくつかあって、ストーリーなどもあるみたいだが、よくある素人兄ちゃんがしゃべってるだけのウザい動画。
やはり、戦績のひどいアンダードッグながら魅力的で物語性のあるボクサーなんだろう。
今ボーンはスーパーミドルだが、ひよわな相手を選ぶなら、こういう骨太な相手を選んではどうだろう?
そう、もちろん村田のことだ。
ルナ戦もニックロウ戦も異様に非力な選手をチョイスしたとおもう、だから、あんなゆったりしたアウトボクシングでも勝てたのだ。
もっと速く、パワフルな相手と試合を重ね、自分のストロングポイントがどこなのか、何で勝負すれば勝てるのか、肌で感じて欲しい。
負けてしまったが、世界選手権の決勝でイエフゲン・ヒトロフに立ち向かった、あの時の村田の方が世界を感じる。
相手あってのことだが、デビューの柴田戦が一番強くみえた。
ダーネル・ボーン、こんな選手がいるから、ウォードだってコバレフだって4回戦、6回戦からコツコツキャリアを積むから最強王者になれたんだな
とつくづくおもう。
こういう選手はベルトはなくても、カリスマだ。
昨年12月の最新試合
ここ最近負けっぱなしだったがやっと勝った試合。
やはりいいよ、このボクサー