来年の早い時期の開催交渉が水面下ではじまっているようです。
ワタナベ会長ではなくミスター本田が交渉してるそうです。
これが内山の念願の海外初進出であり、これを逃したら別の道はもうないとおもいます。
この試合だけでビッグファイトマネーが約束されるかもしれないし、ここで勝てば次が100万ドルファイトになるのは確実だろう。
http://sports.yahoo.com/news/slugger-nicholas-walters-planning-a-big-2016-191920566.html
無名だが強く、アマで負けているミゲル・マリアガの挑戦を受けるにあたり、ウォータースは体重超過をしでかし、勝利とともに信用を失った。
彼自身は2度とこんな真似はしない、来年は3試合か4試合はしたい。レオ・サンタクルスやワシル・ロマチェンコとやりたい、将来的にはホープのライト級、フェリックス・ベルデホも意識しているそうだが、そうは言ってももうフェザーには落とせないので手土産としてSフェザーのベルトがまずは欲しいのかもしれない。
ウォータース自身、Youtubeくらいでしか内山のことは知らず、今はまだやや過小評価しているに違いない。
しかしこの試合が実現すれば周囲が黙っていないだろう。「ウチヤマはヤバい、強いと・・・」
両者、今年最後に試合を控えている。
内山は勝って当たり前とおもわれるフローレス。
戦績だけはいいし長谷川とやったカルロス・ルイスが想像よりいい選手だったので油断は禁物だ。若い選手は急激に伸びていることがある。
しかしケガなく序盤でKO勝ちというのが順当だろう。
ウォータースはジェイソン・ソーサというローカル選手とSフェザー級テストマッチ。
体格はウォータースの方がいいが、ソーサというのが元ホープのベルモンテスを初回KOしておりなかなか骨のある選手。
内山VSウォータースが決まれば、王者は内山といえど世界的な知名度、人気はウォータースが上だろう。内山にとりこれ以上ない最高の相手だ。負けて失うものより勝って得るものが大きい。
個人的には、互いがまだ未知数な点がとても多いと感じる。
ウォータースはたしかに野人のごとき恐ろしい強さの無敗選手だが、名前を売った相手はフライ級あがりのダルチニアンやドネアなのだ。
内山がやったらダルチニアンなど事故を起こすのではないかとおもうほどの小兵だ。
Sフェザーでもパワー優位は間違いないだろうが、判定だったフェザーのマリアガと比べても内山の体格、パワーは異次元、未体験ゾーンだろう。
対する内山も11度の防衛を果たしてさえ、ウォータースはいきなりの強豪といえる。
このレベルの対戦相手は過去ひとりもいなかった。三浦やジョムトーンが実はウォータース並の実力者だったとしても、ネームバリューが違う。
体格、破壊力はウォータースにだって負けないとおもうが、ビビって一撃食らえば終わりだろう。
ウォータースの魅力は、恵まれた体格、体力、パワーだとおもうが、一番厄介なのは実は全身を覆う堅いガードにあるとおもっている。
打つべきところがないほど体が隠れてしまう。それでいて圧力があるので相手は怯んでしまう。
しかしドネア戦の2ラウンド、モロに食えば効くことは証明済みだ。
内山とウォータース、相対してどちらが大きいのか?どちらが自在にジャブを放ち伸び伸び戦えるか
圧力があるのはどちらか、どちらが怖がっているか?
などなど、みてみないとわからない部分が多すぎる。
ウォータースが怪物なのか過大評価なのかも未だよくわからないところがある。
ビビらない、怖がらないというのがVSウォータースで一番大事な部分だろう。
だからこそ、内山にとってはおいしいし究極に楽しみな組み合わせなのかもしれない。
具志堅の記録なんかより記録一歩手前で海外進出、しかも相手がウォータースならこんなにかっこいい話はない。