2023年末/ファン・フランシスコ・エストラーダVS井岡一翔 他

この試合が決まったというよりは前向きに交渉中とのことです。
両者にはもう他団体王者との統一戦以外選択肢がないようなものだ。

WBC王者、エストラーダ44勝28KO3敗 33歳 は歴戦のキャリアを誇る2冠王者で軽量級の大物なのか、近年試合が少ない、ケガやコロナの影響もあるだろうが、今年はまだ1試合もしていない。宿敵、ロマン・ゴンザレスには2勝1敗で勝ち越したが、初戦以外は接戦でどちらの手があがってもおかしくない内容だった。

老獪で、打っても守っても欠点が少ない万能型のファイターで、スタミナ、タフネス、闘争心があり滅多にダウンしないし心が折れない。ゾンビタフネスとかつて形容していたこともある(個人的にですが)。なので井岡との試合でもKO負けすることはないだろう。井岡が倒されることがなければ判定決着が濃厚だ。

しかしフライ級でも小柄で、Sフライではフィジカル、パワー面で怖さがない。粘り強く総合力が高いので、最新の試合、2022年12月3日のロマン・ゴンザレス戦も際どく勝ちぬいたが、その前の(次に中谷と戦う)アルギ・コルテス戦では出来が悪く、若いコルテスの勢いに被弾し、序盤は押され気味だった。しかし被弾しても効いたそぶりはみせない、カルロス・クアドロス戦では先にダウンも喫したが平然と逆転してしまう、粘り強さと総合力は相変わらずだ。

井岡も最近は、丁寧なボクシングで僅差の判定を拾っていく負けにくいスタイルを確立しているので、この試合は極上のポイントゲームとなるだろう。

Sフライを統一する上で、エストラーダにとっては通過点、井岡にとってはこれが集大成のラストマッチになるかもしれない。
井岡も34歳で長いキャリアを誇るので、互角の戦い、あるいはドニー・ニエテス戦のように相手のキャリアを締めくくるような勝利も考えられるが、やはりエストラーダの総合力、粘りがわずかに上回るとみる、日本開催だとおもうのでやっぱり互角かな。

シャクール・スティーブンソンVSエドウィン・デ・ロスサントス

フランク・マーティンに対戦を避けられた無冠の帝王、シャクールの相手が決定。これが王座決定戦だろう。

エドウィン・デ・ロスサントス

16勝14KO1敗 23歳 ドミニカ

ウィリアム・フォスター3世
https://boxrec.com/en/box-pro/713830

という無敗のプロスペクトにSD負けがあるがあとは高いKO率で全勝、最近は自身より評価の高かったホセ・バレンズエラやジョゼフ・アドルノを下して勢いがある。ドミニカの若いプロスペクトはとても素質があり、強力だ。

しかしその多くが卓越した身体能力と生まれ持った才能に依存したところがあり、本場アメリカのトップアマエリートあたりとやるとテクニック、主にディフェンス力の差でその壁を突き破れないことが多い。

それは、ドミニカだけでなく内山に勝ったジェスレル・コラレスあたりにも言え、アメリカで輝くことができなかった。

今回も相手がシャクールだけに、そういう結果になるとおもわれるが、ロスサントスはシャクールより若く、マーティンよりパワフルで、どこまで伸びるかわからない魅力があり、派手でエキサイティングな試合を期待できるところはマーティンより楽しみといえるかもしれない。

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