WBSSの他に3月24日にWBAクルーザー級王座決定戦
アルセン・グラムイリアン(アルメニア) VS. リャド・メルウィー(コートジボアール)などという興味深い試合もあるが、裏本命はこの男かもしれません。
アレクセイ・パピン
9勝8KO
アマチュアボクシング
40勝3敗
キックボクシングのバックグラウンドからやってきたパピンは28歳でプロボクシングに転向しました。
7歳からはじめたキックボクシングでは大きな成功を収め、6度のWAKOアマチュアチャンピオン、3度のヨーロッパチャンピオン、2度のワールドカップ、そしてキックボクシングの世界チャンピオンでした。
キックの戦績は276勝4敗です。
ここまでプロボクシングで9戦全勝8KOですが、もっとも価値ある勝利は最新の試合で、エリートであるイスマエル・シラクを初回KOした試合です。
https://www.youtube.com/watch?v=h4pUgLGA0kE
パピン
「シラクに勝つ事を目指していたが、まさかノックアウトで勝てるとはおもわなかった。この勝利で私はチャンスを得ました。」デビュー戦ではキックとボクシングの違いに戸惑い苦戦しました。
パピン
「キックのくせが抜けずにいいボクシングが全くできませんでした。」パピンはボクサーとして、ヘビー級のアレクサンダー・ポペドキンや元クルーザー級王者のグレゴリー・ドロズド、ドミトリー・グドリアショフらとスパーリングを重ねてきました。
昨年は、WBSSクルーザー級でマイリス・ブリエディス戦を控えるオレクサンドル・ウシクの練習パートナーも務めました。
パピンのトレーナー
「ボクシングに移行して大きな問題はありません。いくつかの技術的課題はクリアしました。今やアレクセイはこの階級の脅威と言えます。何よりの強みはパンチの破壊力です。彼はいつでもどこでもそのパンチを当てることができます。」パピン
「キックとボクシングの違いは文字通り、ボクシングではキックをしてはいけないのはもちろんですが、足そのものの使い方、フットワークがまるで違います。フットワークの達人でもあるウシクとのスパーリングはとても勉強になりました。」パピンのトレーナー
「彼は正しい道のりを歩んでいる。今までどおり努力を重ねればすぐにトップになれるだろう。」
またもや、コバレフやベテルビエフやグドリアショフを凌駕するかもしれない剛腕の登場です。キック時代の記録とか、練習環境がやばいです。強くなるしかない面々とトレーニングをしています。
コバレフにボコられて王者の夢を断たれたアマエリートのイスマエル・シラクをコバレフ以上に瞬殺してしまったのが記憶に新しい。これでシラクは完全終了なほど・・・
風貌に華もあるし、この超剛腕ぶりできっと出てくるとはおもいますが、キックのキャリアが長かっただけに、技術的向上はあっても洗練はなく、肉体はもう完成されており、筋肉質すぎるのでスタミナや耐久力に疑問が残るくらい
ですかね。
ガチで強そうなパピンさんでした。