未確認情報ですが、なんでも優勝賞金1000万ドル(約11億3500万円)。賞金総額5000万ドル(約55億1800万円)の「世界ボクシング・スーパーシリーズ」のクルーザー級部門というのが予定されているそうだ。クルーザー級部門というからには別の階級もあるのかな?
井上の米国デビューのカードがほぼSフライ最強リーグなので(エストVSクアドラスはまだ全然合意に達してないみたいですが)いつかやるとして、まず、激アツなクルーザーを復習してみたいとおもいます。
個人的に最激戦区なSウェルターは以前書いたのでご覧になってください。
[terashare title="戦国のSウェルター" sitename="" description="兄に比べインパクトに欠けるとおもっていたジャーメル・チャーロの完璧な試合を見せつけられて、やっぱ今一番熱いのはSウェルターだと確信しちゃいまして・・・" url="http://box-p4p.com/class/sw/8509" imgurl="http://box-p4p.com/wp-content/uploads/2017/04/jh.jpg"]
IBF世界同級王者ムラト・ガシエフ(ロシア)
24勝17KO
この風貌でまだ23歳。評価は前進、額は後退。
戦車のようなデニス・レベデフを下して無敗で王座についた。
(でもレベデフはまだWBAスーパーチャンピオンなんですね、粘るな)
オーソドックスでくせのないボクシングですが若いからか速さと柔らかさがあります。
そしてやっぱり剛腕です。
欠点が少ないという意味で最有力なのかもしれません。
マイリス・ブリエディス(ラトビア)
22勝18KO
ラトビア初の世界王者。キック出身。
この人の倒しっぷりをみていると当たればジョシュアも倒せるとおもう。
タイソンよりは大きいはずだから、いつか無敗でヘビーに上がる事があったら見てみたい。
もう超体格巨人だけの戦いは食傷気味なので。
脇の締まりが甘い気がするけれど、当て勘よくパンチを振り抜くのですごいKOシーンをみせてくれる。ディフェンスがいいというよりは避け勘も距離感もいい。注目のフック戦は判定だったが、フックに大差判定で勝つというのはすごい事。
心情的には本命。
クジストフ・ブロダルチク (ポーランド)
53勝(37KO)3敗1分
一度も注目した事がなかったけど、軽量級のような堅実でスピーディーなオーソドックスだったんですね。グレゴリー・ドロストに敗れるまで6度も防衛していた。ドロストはその後どこへ行った?無敗ホープのノエル・ジェバーを下して再浮上。キャリアでは一番説得力がある。勝利数だけでなく強豪との対戦が多い。
ポーランドのボクサーは坊主というよりほぼスキンヘッドだけど、あの辺はサッカーでもスキンが多いから髪の栄養素的に問題があるのか、なんか変な食文化でもあるのか?昔から重いクラスにポーランドの強豪はいたような気がします。
侮れません。
その他は誰が出るのかわかりませんし、このトーナメントが決定なのかもわかりません。けれどSミドルも予定に入っているとか。
この賞金ですから、評価トップのオレクサンドル・ウシクもウェルカムですし、先日、全勝、全KOの記録に土をつけられた相手に雪辱したドミトリー・クドリアショフなんかも参戦するのでしょうか。
https://youtu.be/yVAJcg1LQj4
半端ない剛腕対決でした。
この人はマイリス・ブリエディスの指名挑戦権を持っているとおもいますがどっちが優先されるのか?
その他、やばい、いかついのはモリモリいるので、皆さん妄想してください。
この情報ももう古いかもしれません。
こういうトーナメントを全階級でやって欲しい。Lヘビーでやればチキンソンさんもいよいよロシアの網にかかってこざるをえない。Sバンタムなど日本に2人も王者がいますが、対抗王者のリコンドー、マグダレノ、バルガスに通用するとはちとおもえませぬ。
Sフライもこういうトーナメントで決めちゃって欲しい。じゃないと井上が米国デビューとはいえ、もうバンタムを視野に入れつつありそうなんであの輪に加わることがないかもしれない。
やっぱり、圧倒的に勝つ姿より、あいつに勝ったという大物との対戦が観たいです。
まとまりのない投稿になってしまいましたが、戻りましてクルーザー級、誰が頂点に立つのかわかりませんが、好みでいえば、トップのウシクを差し置いて
ムラト・ガシエフ
マイリス・ブリエディス
のどちらかに賭けたいとおもいます。
ラトビア人やロシアの23歳が11億円稼ぐって素敵だな。
昔と違ってものすごく面白い階級です。