WBCの王座決定戦として指令が出たようです。各々プロモーターが違うので実現するかわかりませんが、互いに避けられるタイプの似た者同士の実力者の戦いは興味があります。
こちらで紹介しました。
シャクール・スティーブンソン20勝 (10KO) 無敗は今やだれもが対戦したくない筆頭選手のような存在です。ディフェンスの達人で自分のパンチが当たらずシャクールにあしらわれてしまうからです。KOにこだわらない判定型のボクサーですが、実力差があると仕留めにかかってきます。アジア無敵の吉野戦では何度もダウンを奪う圧勝ぶりでした。大物との対戦がなかなか決まらないのはそれだけその実力が知れ渡り、敬遠されているからなのだろう。
裏P4Pナンバーワンかもしれないテクニシャンです。
フランクマーティン18勝 (12KO) 無敗は、タンク、シャクール、ヘイニーに隠れた第4の刺客といった立ち位置で地味ですが、負けにくい、総合力の高さを誇る元トップアマです。プロスペクトのミシェル・リベラや五輪メダリストのアルテム・ハルチュニャンをも上回りました。シャクールほどのディフェンスマスターではないが、シャクールよりもKOタイプという、タンクとシャクールの中間のバランスのようなボクサーです。
シャクールがテレンス・クロフォード
マーティンがエロール・スペンス
の練習仲間のようで、2人の代理戦争のような装いですが恐らくこの代理戦争でもクロフォード側が上回ることだろう。
両者は相手が別であれば確実に世界王者になれる実力者です。
そんな2人のどちらかが脱落するのであれば、他の王者やランカーはラッキーですな。