ミゲール・バスケス

昨日はチャベスJRの防衛戦などがありました。相手のアンディ・リーはホープの頃からするとやや老けた印象ありましたがそれでもチャベスJRなら攻略もある?とおもってたんだけどな

チャベスJR、親父と同じような無敗キャリアを築いていますが太く、プロらしくたくましくなりつつありますね。ピークを過ぎた頃にマルチネス戦を画策してるのか、タイミング次第でこのごり押し相撲ファイトは厄介になっていくかもしれません。
昔は線の細さが目立ちましたが今はすっかり骨太ファイターに変貌しつつあります。


Julio Cesar Chavez Jr vs Andy Lee 投稿者 sweetboxing

この試合より前座のミゲール・バスケスの試合が印象的でした。
この人はIBFの王者で日本人と絡みがなく、戦績も風貌も派手さがないので人気薄い王者ですがなかなかしぶとく攻略しがたい王者と写りました。

WBC/Fecarbox/S・ライト級級王者
第21代IBF世界ライト級王者
ミゲール・バスケス(メキシコ)
Miguel Vazquez
32戦29勝(13KO)3敗

3敗してますが相手はデビュー戦含め、今をときめくサウル・アルバレスに2敗、ティモシー・ブラッドリーに負けと超ビッグネームです。
確かにアルバレスとは体の厚みが違う気がするしブラッドリーのスピードには分が悪そうです。
デビューで負けて王者となった選手、メキシコにけっこういますね。

メキシコによくいる名前、曲者顔でオスカー・ラリオスっぽい面影です。
そのボクシングスタイルも似たところがありハンドスピードはないが長いパンチをビシビシと強振してくるタイプ。メキシカンにこういう名ボクサーは多いです。いかにも日本人が苦手な感じ。
フォルムだけみるとジョニー・ゴンザレスにも似ています。

一発のパワーはKO率どおりあまりなさそうですが、見た目はありそうにみえます。そんなに勝負を急がないタイプか。
圧倒的な手数とメキシカン独自のタイミング、距離感などを持っておりやりにくそうです。
圧倒的なポイントリードでの勝利が多いようです。

いつの時代もこういうメキシカン王者はいるような気がします。ヘナロ・エルナンデス、セサール・バサン、オスカー・ラリオスなどなど、日本人は苦杯をなめてきました。
でもなぜか俊敏な黒人系ボクサーに屈するみたいな・・・

それら過去の名王者の系譜に沿うような印象のバスケスですが彼ら以上にしぶとい、負けにくい完成度を備えているようにもみえます。
人気選手の王座を超えたビッグマッチも楽しいですが、地味でも同じ王座に君臨しつづける名王者というのも古風でかっこいいです。

今なら経験積んだ分アルバレスにも雪辱できるかもしれません。

地味ですが無視できない強豪だとおもいます。
ウンベルト・ソトなきあとのライト級最強だとおもいます。




この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What’s your Reaction?
最高
最高
0
いいね
いいね
0
ハハハ
ハハハ
0
うーん
うーん
0
がっかり
がっかり
0
最低
最低
0
おすすめの記事