1日で2人もボクシングの世界王者が生まれた。しかも兄弟で無敗、昔なら大ニュースなはずだが、カオサイ、クリチコ、井上、もうそれは特別なことではなく今のミニマムはどうなっているのかすらわからない。
重岡兄弟の存在はどこか独特で、パワフルで上手くて強いのだが、あまり熱心にみたことがない。
倒すスタイルだから今後存在感も人気も増していくだろう。
そんな2人の対抗王者だけは、結構強そうで、彼らの激突を期待したい。
オスカー・コラーゾ 8勝6KO 26歳
身長、リーチ 155センチとかなりサイズは小さいがボクシングのスケールはなかなか大きい。トップアマらしいたしかなる下地をベースにパンチが多角的、フットワークも前後左右によく動く、ロマチェンコ的というかジェシー・ロドリゲスのような現代的なスタイルで完成度が高い。
コラーゾ
「あの日本のマリオ・ブラザーズはどこにいる?まとめて俺にくれ、退治してやる。」
ノックアウト・CPフレッシュマート 24勝9KO 33歳
在位だけなら現役トップレベルではないか、かなり前から王者だった気がする、と調べてみると2014年10月1、ヘッキー・ブドラーからタイトルを奪い今に至るそうだ。無冠戦もあるからこれまで何度防衛しているのかわからないが、12回ほどだろう。
日本人も数人餌食になっただろう。フィジカルが強くエネルギッシュで誰に対しても馬力、体力勝ちしているような印象。パンチは常に連打、コンビネーションでコンパクトにまとめてくる。とびぬけたスキルはないが、プロらしい粘りと突破力があるという印象だ。
この2人の王者との統一戦は、ミニマムに無関心な私でも見逃さないだろう。