ミニマム級に興味が薄れつつあるが
リカルド・ロペスもロマン・ゴンザレスもここから生まれた怪物だ。
ロセンド・アルバレスも無名時代には仙台、北九州と日本にやってきた。
ミニマムで節制してれば無名の怪物だったな、この人がロマゴンの原型かとおもう。
ワンヘン・メナヨーシン
40勝15KO無敗
WBCミニマム級チャンピオン
知らぬ人が多いとおもうが、タイ人なのに日本人と縁がないのはつまりそういうことだ。
結構強いのだ。
ロマゴンにメイウェザーの無敗記録更新の期待がかかるがこの人もその一人。
残念ながら戦績だけは井上尚弥も10年は及ばない。
ムエタイ出身の優等生の部類か、タイ人らしく戦績はすごいが強敵との対戦歴はまだ少ない。
熊にKO勝ちし王者になったオズワルド・ノボアを下したくらいが目立つ星か。
ノボアも戦績以上にいい選手にみえたものだが。
さほどパンチが強いわけでもないファイターボクサーで、ブロックの上を打たせることは打たせるが
攻防の切り替えのスイッチが速く、詰めも鋭く無駄がなくバランスがいい。
高いレベルでまとまりがあり、安定感抜群な動きを見せる。
未だタイから出ず、年齢も30と決して若くはないが、ポンサクレックに通じる隙のすくない王者といえよう。
このワンヘンやヒッキー・ブトラーと戦わずしてミニマムを卒業するであろう田中やベルトコレクションだけは見事な高山は真の意味でミニマム級王者と言えたのであろうか?
このワンヘンと今のシーサケット(スリヤンじゃないよ)はかなり強いタイ人だとおもう。
タイミングよく、記事執筆後に大平剛が敵地タイでワンヘンに挑戦らしいです。
大平は12勝4敗3分 KOはわずかに1
敵地タイは鬼門で判定で勝つのは厳しく、ワンヘンもKO率は高くないとはいえ一定のパワーは感じます。
高山を苦しめたサウスポーのテクニシャンですが、地元の歓声で一気呵成のチャンピオンの攻勢に飲み込まれるという、いわゆるよくある相当に厳しい予想しかできません。
予想できる事態ですから作戦、覚悟を決めて、予想を裏切る試合をしてくれと願うしかありません。