よく吠えていたもののメイウェザー戦もパッキャオ戦も実現せずビッグマネーファイトを逃してきたカーン。
自身の発言と試合内容がアカンかったから自業自得だとおもいますが、ならばと現役トップのアイドル、カネロ戦を選択。
試合自体はとても興味深いがつくづくカーンはお金目当てなのね。
両者ともビッグネームですが階級が違うので対戦妄想はなかった。
カーンは黙っていても先日ウェルター級王座をとったダニー・ガルシアの指名挑戦権があったはずだが・・・
一度負けているトラウマ、ガルシアよりもさらなるビッグマネーを狙ってきたか。
オフのカーンはブヨブヨ太ってミドル級超は当たり前だったからこれもありか。
BOXRECの数値だと1センチカネロの方が背が高いみたいだが、見た感じはカーンの方が背が高くみえリーチではカーンが大きく上回っている。懸念される体格差はない。
しかし両者の試合ぶりを見るとパワー、耐久力が全く違い、カネロのダウン(あったっけ)もKO負けはもちろんない。
方やカーンは優勢に試合を進めても一発で効かされてポカ負けをする。
首回りや全身がガッチリ太いカネロに比べカーンは細さも目立ち耐久力に難がある。
カーンのよさはスピードで、序盤は勢いもありポイントメイクは当たり前、パワーも感じる。
しかし中盤から後半になると余裕がなくなり相手ペースに巻き込まれ、自身のパンチもパシャパシャ回転力だけの弱腰に。
カネロは太い体幹を武器にどっしりとしたパワーファイトが信条だが、最近ではやけに繊細でディフェンスが上手い。
格下にはKOで圧勝、手ごわい相手だと技術戦でも渡り合うという万能感が出てきた。穴はこちらの方が少ない。
オッズでも恐らくナチュラルで重いカネロ有利と出るだろう。メイウェザーに判定負けの1敗しかしていないスターなのだ。
カーンは下の階級でKO負け含む3敗。メイウェザーには相手にされず対戦も敵わぬ立場。
いくらカーンがアマの実績がすごいスター候補といえどプロではカネロの方が信頼されているだろう。
だからこそ、この試合は楽しみで不利だろうカーンを応援してみたくなる。
己のスピードと減量苦から解放されたカーンがどのくらいキビキビ、伸び伸び戦えるかだ。
155ポンド(約70.3Kg)というキャッチウェイト。
せっかく、似非ミドル級のコットからベルトを奪ったとはいえ、この契約体重ではカネロもまた
俺はミドル級じゃ小さく不利なんだ。
ゴロフキンとは戦いたくない。
という意思表明に感じる。
どちらが勝って人気が上がっても、真のラスボス、ゴロフキン戦は望めそうにない。
ならばより崖っぷちで大金稼ぎに出たカーンを応援したい。
立派な体とコンディションを作り、カネロも手を焼くスピードボクシングを披露してくれ。
口だけ達者な青二才じゃないところをみせてくれ。
https://youtu.be/oQ0hgI0E75Y
https://youtu.be/6loaVzdTbeE