エマニュエル・ナバレッテのフェザー級への転向を受けて
WBOでは、王者のまま転級した場合、即指名挑戦者になれるとあるが
そのルールを適用したのが
田中恒成VS井岡一翔
であり
エマニュエル・ナバレッテVSマイケル・コンランorジェシー・マグダレノ
ならば
シャクール・スティーブンソンVSジャメル・へリング
も必須の王座決定戦となる。
ジャメル・へリングは、カール・フランプトンと戦うという話だったが、コロナのゴタゴタもあり、次にジョナサン・オケンドとの試合が決まっている。オケンドはチャンスが多いが、いわばゲートキーパーであり世界王者レベルの実力はない。カール・フランプトンも次にチューンナップを予定しているという。
決まれば、シャクール・スティーブンソンの2階級制覇の確率が極めて高いが。スティーブンソンは特に、レオ・サンタクルスやオスカー・バルデス、ミゲル・ベルチェルトなど、別の王者と戦いたいようだ。
ややこしくなったが、この制度を利用すれば、井上尚弥戦が決まらないジョン・リエル・カシメロはWBOスーパーバンタム級王座決定戦に出ようとおもえば出られるということか、実績のないフィリピンの新王者には適用されないのか。
いずれにせよ、コロナからの復活を推し進める世界と未だ先のみえない日本
決まっているのは、
中谷VSマグラモ
田中VS井岡
くらいである。
せっかく世界との距離が縮まり、昨年あたりは負けても日本人の世界進出が進んだ年だったが
結局元の木阿弥、鎖国島国に戻ってしまいそうで残念でならない。
田中VS井岡
は年末の日本のTVの視聴率を温める試合にはなるだろうが、世界のファンが望んでいる試合ではない。