待たされ続けたWBSSもようやく動き出しました。相変わらず入場者数は不調っぽいけど、DAZNやSKYスポーツでの視聴率はどうだったのだろう?そしてこの試合をみた他のメンバーは何をおもったか・・・
久しぶりになかなかスカっとする試合内容だったといえるのは、対戦相手との力量差があったからなのかもしれない
プログレイス、ニューオリンズからの無敗のサウスポーはナンバーワンシード通りの実力を示し自身初のWBAの正規王者になった。
プログレイス
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「前から言ってただろ、俺は本物だって。そこらのガキじゃ俺をファックできない。全員ぶっ倒してやるさ。」フィリピン系アメリカ人のノニト・ドネアは6回ワンパンチでステフォン・ヤングを下して一早く決勝進出を決めた。
ドネア
「ステフォンは速くて捕まえるのが大変だった。特定のゲームプランを導き出すのが大変でした。」そう、本来はゾラニ・テテが対戦相手のはずが直前の負傷で相手が変わったのだ。
ドネア
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「ストレート、それがステフォンの武器でした。彼はそれを打ち続けてきた。だからずっとフックのタイミングを計っていたんだ。おかげで右目と手を痛めたよ。なんとかタイミングと距離を見出して勝てたけどこの怪我は勝利の代償だよ。でも、あのフィニッシュは時間の問題だったんだ。プレスをかけ続けて左フックの正しいタイミングを掴むことができた。」
WBSS公式にあった両者のコメントですが
プログレイス、想像以上でした。
そういえば立派な正規王者なのだな。
もう、ボブ・アラムから無視されることも、ホセ・ラミレスから見下されることもないだろうが、名声を得るにはファンやメディアに愛される必要があり、彼がオレクサンドル・ウシクのように輝けるかはわからない。(要はアラムはプログレイスが嫌い、目の上の瘤なんだろう)
個人的には、そのキャラでどこまでもいって欲しいけどね・・・
そしてドネア、あの程度の試合でも負傷したようです。
特に拳の怪我は慢性的かもしれません。
大局的にみれば、フェザーでやっていたドネアにとってはヤングのような相手にはパワーとフィジカルでゴリ押せば問題なしというファイトでしたが、そんな単純なものではなく、相手がテテなら違う戦術を用意していたようでもある。そこがこのレジェンドの奥の深さだ。言えることは確実に若い頃より被弾するようになったな・・・
出来れば夏、9月の秋には決勝を終え、次のステップを踏みだして欲しいWBSSのメンバー達。
9月といっても5カ月も先なのだから。
まずはこの2人の決勝進出を祝福だ。