ダビデとゴリアテ/アイザック・ドグボエVSセサール・ファレス

アズマー・ネルソンやアイク・クオーティーの再来は厳しいでしょうが、今静かにガーナのボクシングが熱い、というかメジャーシーンに顔をのぞかせています。最初にチャンスを掴んだのはロンドンで日本の清水に9-10で敗れたアイザック・ドグボエです。

WBOSバンタム級暫定王座戦
アイザック・ドグボエ(ガーナ)VSセサール・ファレス(メキシコ)

父親と二人三脚で、世界挑戦のためなら、世界各地、どんな不利な条件でも戦う、そのためにも資金が必要でスポンサーを募る。と険しい胸の内を明かしていましたが、一転、母国ガーナのブコムボクシングアリーナというところで開催が決定しました。1月6日。こりゃ、はるばるメキシコから遠征するファレスの方が大変な旅になりそうです。

ここ、ガーナの首都アクラという場所は日本にもゆかりがあるんです。
1000円札の野口英世です。アフリカの黄熱病研究のためにこの地を訪れましたが、自身もわずか半年で黄熱病にかかり亡くなってしまいました。アクラには野口英世記念館もあるそうです。

アイザック・ドグボエ
17勝11KO

たぶん、ドグボーと発音されるとおもわれる。アフリカのトップアマ出身だが、相手もアフリカが多くて詳細は不明。

https://www.youtube.com/watch?v=nRwbIos_kOk

まずは一番気になるのはこれ。
この後清水は不当判定逆転など大変な事態に巻き込まれますが銅メダルを獲得しました。が、この試合はタイトルにあるように、「ドグボエは本当に負けですか?」みたいな映像である。だからドグボエのヒットを集めて編集したのだろう。ダイジェストだけ見ると清水が押し込まれて負けているようにみえるが、最終ラウンドは攻勢をかけているようです。ドグボエ、パワーも踏み込みもなかなか鋭いです。スイッチもこなします。

プロで鮮明な動画が少ないので、以下をチョイス

Sバンタムで160センチないみたいなので、かなり太めな体幹でパンチは重そうです。アマテクはあるが、圧力かけてのボディ攻撃が特徴のようです。

セサール・ファレス
25勝15KO5敗

敗戦多い雑草ですが、ほとんどがMDやSDなので完敗は少ないです。ホルヘ・ララに倒され、ドネアにユナニマスなのがはっきりとした敗北といえるだけです。まだ26歳なんだな。40歳くらいのいぶし銀にみえる。

ドネアに対しても相当我慢し最後は打ち勝っていましたし、とてもタフなのでKO負けはしないだろう。ガーナという敵地で判定が負けパターンで勝つなら打ち合いでKOしかなさそうだが、その確率は低くない。食事やコンディションに注意したい。

予想
判定でドグボエ
KOでファレス

ドグボエ
「ダビデとゴリアテのような試合になるでしょう。ファレスがゴリアテで6敗目を屈する事になるでしょう。こんなチャンスを逃しはしません。ガーナの誇りとして全世界にアピールしてみせます。」

以前からドグボエ親子はめちゃくちゃ気合が入っており、地元で恥はかけないとおもうので、相当な準備と覚悟で臨みそうですし、アフリカンは応援したくなりますが、ファレスはしぶといぞ。いや、世界ならオイシイといえるのかな?

岩佐と比較してどうかも見どころです。
なんだかんだでまだこれからですから。

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おまけ

https://www.youtube.com/watch?v=n5gCz1vxIjw

これが、アイク・クオーティーが王者になった試合です。
クリサント・エスパーニャという王者も30勝24KOの素晴らしい王者でした。
エスパーニャはこの敗北だけで引退してしまいました。

当時はエスパーニャに注目していました。
しかしいきなり選んだ相手が化け物でした。
大橋がリカルド・ロペスを選んだのと一緒です。

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