試合やロマチェンコに対しての発言ではないですが、まとめてみました。
12月9日のロマチェンコ戦、2階級上げてWBO王者と戦う特例試合だが、この試合に負けるとWBAタイトルを失うという。Sフェザー、さらに上を目指そうかというロマチェンコにWBAスーパーバンタム級のベルトなど必要ないのに・・・
リコンドー
「このような扱いに失望しています。もし私の名前がカネロやメイウェザーやジョシュア、あるいはGGGであっても同じ待遇をするでしょうか?ケル・ブルックは2階級あげてGGGと戦い負けましたが、王者としてエロール・スペンスと戦いました。今回もこれと同じではないんですか?」
盤石に強くて金にならないリコンドーをWBAは排除したいようです。
気の毒すぎる話です。
トップランクのボブ・アラムは数年前まではリコンドーをプロモートしていましたが、今はロマチェンコを熱心に後押ししています。
リコンドーがドネアに勝ってから、リコンドーは放置されました。
当時はドネアこそがトップランク(ボブ・アラム)の金のなる木だったからです。リコンドー
「ボブ・アラムに後悔させてやる。当日の計量に注目してください。立派なフィジカルコンディションを作り上げます。真の戦いを求めるファイターはこの惑星にはいない。みんな逃げだしてしまう。ドネアに勝ってから皆私を避けるようになった。もし、私がロマチェンコに勝ったら何が起きるでしょうか?名前も権威も意味をなさなくなります。12月9日に私がロマチェンコに勝った時、全てをひっくり返してみせます。」
かなり難しかったので、ニュアンス訳です。
リコンドーにとっての宿敵はロマチェンコではなく、自分への冷遇に対する怒りのような気がします。この惑星で、誰もが逃げ出す真のファイター、そこに挑むのは同じく真のファイターの自分しかいない。地位も名声も全てひっくり返す孤独なチャレンジのようです。
村田の脇でニヤついているボブ・アラムがいます。
最大級の賛辞を送り、やれGGGだ、東京ドームだと場を盛り上げます。
しかし、彼の眼は村田が勝とうが負けようが、大量の札束としか見ていないのです。
それが、プロボクシング、ビジネスというものでしょうが、こんな切ない背景を知るとリコンドーを応援せずにはいられなくなる。