
西岡戦後わずか2カ月で行われたビッグマッチ。
西岡戦との比較、内容が注目の試合でしたが
ドネア一番の得意の左が火を噴きました。
これはもう何度やってもこうなる的な圧倒的な力量差を感じます。
最後までアルセは「打ってこい」と強気の姿勢を見せていましたが、その直後にありえねぇ角度とスピードと破壊力を持った左フックを食らってしまいました。
この写真の両者の対比が面白い。
ドネアかっこよすぎ
アルセカッコ悪すぎ
やはり、体格差のある相手にはドネアはめっぽう強いです。
フォームからしてパンチがスムーズに打ちおろしの角度で出せるのでパワーもスピードものってます。
正直、西岡戦の究極コンディションの延長でそのまま迎えたような余裕残しの調整に見えますがやはりモノが違う、スーパー王者です。
ライバル関係を見てもディフェンス、しなやかでキレキレなその芸術度の高いボクシングはもはやパッキャオより安定感がありそうです。
この階級で残る標的はアブネル・マレスとギレルモ・リコンドーですが、マレスは今日と同じか、マレスのローブローなどのダーティーテクしか見どころなさそうです。残るラスボス、リコンドーは絶対的なスーパーアマチュアですが、アマでドネアほどのライバルはいなかっただろう。
プロキャリアで
ドネア>リコンドー
という評価になるでしょう。
ドネアもリコンドーもなんか構えただけで、距離や試合を制圧してしまうようなオ―ラがあります。
どちらもスピードとタイミングが超絶、ドネア贔屓ですがやはりリコンドー相手となると興味は尽きません。
ドネアに勝つとしたらもう彼しかいなくなってしまいました。
まぁ、ダークホースで長谷川も・・・
大きく差をつけられてはいますが、ドネアも度肝を抜いた10度防衛の立派な元王者ですので相手として選ばれる資格はあります。
細かなスキル、絶対的な強さでドネアの方が数段上の評価ですがお互い速いので見ごたえのある試合にはなりそうです。
その他、昨日はIBFバンタム級王者レオ・サンタクルスの試合なんかもありました。
ずいぶんと精力的に試合を重ねています。
この王者はまだ無名ですが、アメリカ生まれのメキシコ人でアマチュアではエイドリアン・ブローナーやロバート・マキロンなんかにも勝っており、最終選考でとっておきのホープ、ゲイリー・ラッセルJrに負けたんだそうです。
山中のライバルといえる正統派の強い王者といえそうです。
無視できない存在ですね。