週末は彼の復帰戦もありました。今や弟のデビッドに人気も勢いも抜かれてしまいました。無敗、長身、ハンサムで華があるけど勝手に自滅してる感じで、試合の印象も薄いですが、こんなもんじゃないはず・・・
ホセ・ベナビデス
26勝17KO
アマ
102勝5敗
約1年半ぶりの復帰でしたが、2016年8月25日、地元アリゾナで早朝にペットを散歩させていたところ、何者かに足を銃撃され病院に運ばれたそうです。恨みをかっていたのかな。
https://www.youtube.com/watch?v=la2LmWHQqZE
復帰戦の映像が探せませんでしたが、これはアマ時代のライバル、フランキーゴメスとのスパーリングです。どちらも無敗ながら、順調ではないですね。ベナビデスは暫定王者にはなった事がありますが、冴えない試合で危ういものでした。
復帰戦は戦績いい中堅ボクサーマシュー・ストローデという相手に最終回KO勝ちでしたが、ウェルター級だからか、確実に勝てる相手だからか、あまりフットワークを使わず愚直なファイトで圧力をかけて倒したような印象でした。弟のファイトに近いというか。
現地では密やかに、ベナビデスVSクロフォードが期待されているようです。この日は、クロフォードも観戦に訪れていました。
ベナビデスを避けているようにみえたクロフォードですが、
クロフォード
「避けてはいません。ベナビデスが私でなく試合に集中するようにしていただけです。」会場をあとにしたクロフォードですが、出口付近でベナビデスに即席のスパーでもしようぜと挑発しヒートアップしました。
ベナビデス
「お前とは次に戦うと言いましたが、私を避けているようでした。なぜ、出口でやりあわなくちゃいけないんでしょうか?」クロフォードは4月14日に、ジェフ・ホーン相手にウェルター級に進出します。その試合後、彼はどうするのでしょうか?
クロフォードはベナビデスの挑戦を受けるでしょうか?ベナビデス
「静観して待機するだけです。」
水面下で互いを挑発しているライバルのようです。
全てはクロフォードVSホーン次第です。
ウェルター級の統一や、スペンスらとの試合も期待されるP4Pトップクラスのクロフォードですが、ウェルター級では体格もパワーも並です。ホーンは狡猾な戦術でパッキャオを破ったといっても過言ではないほど、狡賢い汚いファイトをしてくるので簡単な相手ではないでしょう。(けれどオーストラリア開催だから勝てたともいえる試合)
今や、評価も格も断然クロフォードの方が上ですが、体格も輝かしいアマチュアのキャリアも華もベナビデスは持っているはずです。デラホーヤの人気を継ぐ素質を備えた無敗のハンサムボクサーがこのまま消えるのは惜しいです。弟はド派手で楽しく屈強なボクシングをしています。
なんか、ベナビデスは今話題のライアン・ガルシアっぽいんだよな。
ホープの頃は完璧なようでいてイマイチ影が薄い。
今までのロープに下がる消極的なファイトスタイルではダメでしょうが、何か覚醒する事で人気者になれそうな雰囲気だけは感じます。才能はすごいはず、後はメンタルだろう。とりあえず復帰してよかったです。タフなチャレンジマッチを期待します。