華のウェルター級で米国ナンバーワンアマチュアであったという20歳のプロスペクトです。
ジャロン・エニス(20勝18KO)は長い間、ボクシングで最も優れた才能の一人と言われてきました。
まもなく彼がお披露目されるだろう。7月20日にエニスはショータイムで放映されます。ウェルター級、相手はアルマンド・アルバレス(18勝12KO無敗)です。
エニス
「これは待ち焦がれたチャンスです。ここで勝って私の才能を示したい。この勝利から私はビッグネームと戦っていきたい。私の兄弟の歴史にも注目してください。エニスという名前を広めてみせます。」彼の言う兄弟とはファラオ・エニスとデレク・エニスです。両者とも世界タイトルに絡む事無く引退しています。ジャロンは彼らより優れたボクサーです。
2015年のオリンピック選考には失敗しましたが同年のゴールデングローブを制しました。米国アマチュアナンバーワンであったジャロンは2016年にプロになりましたが、色々な話題がありました。
デビュー以来10連続ノックアウト、178センチの彼はウェルター級では大柄です。対戦相手のアルバレスはジャロンのようなアマチュアのキャリアがないが、最初に迎える無敗選手です。
アルバレス
「これは過去最高のチャンスです。エニスは素晴らしい実績があり、現状を打破したいのでしょう。けれどまだガキです。7月20日にアルマンド・アルバレスがどんな男かを知るでしょう。」
アマチュア58勝3敗
2015年のアメリカアマチュアオブジイヤーだそうです。
アメリカには未知の強豪がたくさんいます。
少し調べてみますとなるほど、たぶん国内ですがほぼ全勝、唯一五輪選考会、その他でゲイリー・アントワン・ラッセル(現フェザー級王者の弟)に敗れました。宿敵だったようです。映像だけではわかりませんが、基本オーソドックスのスイッチヒッターで、いかにも黒人アスリートなセンス溢れるファイトをします。KO率ほどのパワーは感じませんが攻撃的なので相手は最後までもたないのでしょう。
まだ20歳なので、プロの叩き上げにして全勝という28歳のアルバレスに文字通り子供扱いされるか軽く乗り越えるのか・・・現在トップのエロール・スペンスももう28歳なので、次世代といえるウェルター級でしょう。プロでも堂々たる戦績です。
ついでに、ここに勝ってリオ五輪代表の座をつかんだラッセル、3回戦で金メダリストのガイブナザロフに敗れましたが勝ちに等しい内容でした。スペンスよりも結果を出した男といえるかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=P_nCqUJxEkA
彼もプロで6戦全勝全KOです。
兄同様試合が少ないかな。
アルマンド・アルバレス(18勝12KO無敗)
https://www.youtube.com/watch?v=6OD23mTGwXU
正直、力関係は現王者と比べたってやってみないとわからないです。
キース・サーマンよりかはアマで実績出して来たでしょう。時代が異なりますが。
エニスの記事でしたが、ラッセル兄弟っつうのはイマイチ不遇ですが、井上兄弟以上のインパクトですね。まだ他にもいた気がしますよ・・・