チャーリー・エドワーズとか

GGGVSブルックの報を聞き、これは今年最大のカード、スタイルとしては個人的にメイVSパックよりも興味深い試合となりそうだ。
そのアンダーカードにも、アッと言わせるカードが組まれていたり、その他、個別で記事にする気力はないが気になった事など・・・

ジョンリエル・カシメロVSチャーリー・エドワーズ

GGGVSブルックのアンダーカードだそうだ。

チャーリー・エドワーズって誰よ、まだ7勝3KOだけど、まるで日本人のような早い挑戦だ。

チャーリー・エドワーズ

14位のエドワーズは10代前半から将来を嘱望されるボクシング少年として名を馳せ、昨年1月にプロデビュー、5戦目で当時無敗のL.ノーマンを下し英国王座を獲得、今年2月にはWBCインターナショナル・シルバー王者に就いています。

なるほど、天才キッズなのね。
https://youtu.be/Z6uPp2A_tMY

アマでは
2011 ABA Light flyweight champion
2014 ABA flyweight champion

という記録が書かれていますが、国際舞台、オリンピックレベルの記録はなさそうだ。まだ23歳でプロ7戦なので、五輪よりプロを選んだ口かな。
たしかに上手く、速く、背もあり、筋のいいボクシングですが、少し井岡を柔軟にした感じ、よく言えば井岡とゾウ・シミンが混ざったような、当て逃げは上手いがパワーは今一つという感想です。かなり巧いが井上の域ではない。

対するジョンリエル・カシメロ、敵地、英国のアイドル相手が初防衛か、フライでは3番手の王者で空回りすると負ける可能性もあるが、ここは勝って欲しいしプロの厳しさ、パワーを知らしめて欲しい。

おっさんマニアからしたら、こういう試合は先日のパガラVSファレスみたいに武骨な苦労人が勝つと信じてますが。
たぶん、カール・フランプトン並に人気と期待はありそうだから一応プロスペクトにいれときますが、個人的には買わない。
早すぎる挑戦は嫌いですが、カシメロに挑む、そこはまともです。穴探しの日本と違い評価できます。

そういえば、カシメロに敗れたアムナットが五輪行きを決めました。なんと、ライト級です。
映像をチラリとみましたが、やはりアムナットはアマチュア向きで伸び伸び、実に上手い天才ボクシングをしておりました。
アマといえど今はヘッドギアがないので、食ったら危険そうで、さすがにライト級だと小さく腹回りが緩い感じでしたが。

しかし、五輪を決めたとはいえ、予選決勝は棄権による敗北。
相手が大きいのか、アムナットが小さいのかわかりませんが、メキシコのアマチュアでした。

いくらプロで頂点を極めたといえど、アマにはすごいのが続々と出てくるんで、頂は厳しいとおもってます。
五輪銅の清水も日本国内で負けましたし、もっとプロ向きにみえる日本国内選手もいると感じてます。清水にはプロで活躍して欲しいですが。

話題変わって日本では辰吉Jrの話題が目立ちましたが
自分は全く興味がありません。
才能は間違いないだろうが、親父譲りな部分はあまりなく、実力の世界では厳しいと判断してます。

そんなニュースの裏で、誰も知らぬであろう、興味深い試合がありました。

テーラチャイ・クラティンデーンジムvsデスティノ・ジャパン

デスティノ・ジャパンこと、ブラディミール・バエスはどんな経由でピューマ渡久地ボクシングジムにいるのかわかりませんが、ドミニカの五輪代表、200戦以上のアマキャリアがあり勝率は9割を超える、プロでは24戦20勝18KO2敗2分なんだそうです。

元々、トレーナーとしてちょこっと来日してたのを彼の強さと情熱にひかれてビザを取得、渡久地ジムから再出発を図ったそうですが、そんな立場じゃ敗北はもうキャリアの終了を意味するのか?しかし相手が強かった。

テーラチャイ・クラティンデーンジム
34勝25KO

PABA王座を21度防衛中
WBA同級3位

本名はTewa Kiramというのかな?

タイ人でウェルターなので、戦績は眉唾ですが実力は本物だった。
チャンス来るかわかりませんが、亀海超えてこりゃアジアナンバーワンのウェルターですな。恐らく。
めちゃ普通のオーソドックスですが、20勝18KOのデスティノよりパンチが重い。
デスティノ・ジャパン、全然強い。日本王者より強い。でもこれが本来のボクシングの厳しさだ。

セルゲイ・コバレフVSアイザック・チレンバ

敵地、ロシアに乗り込んで、怪物王者に挑んだ、チレンバ
事前予想から厳しいものがあったので結果は順当だが、破壊的パンチャーからKO負けを逃れかなり応戦したようです。
マラウィの希望もこれで一旦夢断ち切れたか、しかしこれが本当の世界挑戦というものだ。

https://youtu.be/LS3OHrNZxgI

コバレフ、確かに怪物だが、見切り職人のウォード戦はウォードを推すかもしれない。
まだ、決断できないけど。

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コメント一覧
  1. 八さん

    >テーラチャイ、なんか内山をでかくした感じ

    いい得て妙です。

    極めてオーソドックスですが、重厚感が半端ないですね。
    この試合だけしかちゃんと見てないですが
    これはアジアを代表するウェルター級だなと感じました。

    こんなのが、海外一流トレーナーに見てもらったり
    素晴らしいライバルがいる環境を与えたら化けるかもしれないですね。

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  2. テーラチャイ、なんか内山をでかくした感じかな。
    ジャブがめちゃ上手いし硬そう。このまま続けててもなぶり殺しになっていたかも。
    皆さん言うように体の分厚さが不気味。対峙したら迫力感じそう。
    距離感も良いしパンチも上手に外しますね。
    外に出て欲しいな。可能性を見たい。

    カシメロはあれだけ苦労してベルト巻いたのにいきなりの敵地ですか。
    ハードなんでしょうがこれが本来あるべき姿なんでしょうね。
    日本のチャンピオンみたいに最初から最後まで温室育ちじゃ面白く無いですしね。

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  3. 名も無き一兵卒さん

    タイにはウィラポンのライバルであったという
    Samson Dutch Boy Gymという選手がいて

    WBF王座(なんだそれ?)38回防衛
    生涯43勝36KO無敗

    で消えたボクサーもいました。

    いくらティラチャイが強くとも、タイを出ない限りノーチャンスでしょう。

    佐々木基樹はさすがにIQが高いですね。

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  4. ティラチャイは2~3年前ほどに佐々木基樹のブログでタイに行った佐々木が褒めちぎっていたのが印象的でしたので覚えています。ただ、タイ人だとマッチメイクと北米人気が皆無なのでしばらくは日の目を見なさそうですね…

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  5. 一瞬のマ夏さん

    書いといて後悔気味なんですが

    エドワーズ君、スイッチするし器用で井岡よりスケールは大きい。
    天才かもしれません。でもカシメロを推すのは変わりませんが。

    テーラチャイという選手、ウェルターらしいですね。

    世界トップのサーマンやブルックやスペンスだと
    スピードやリズム、足、パワーさえ互角か?と色々な壁はや差はありそうですが
    同じ感想で、身体が分厚く、ジャブひとつとっても重そうだし
    やたらと屈強さを感じますね。

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  6. カシメロとエドワーズ、、、イギリス開催。
    判定となると王者とは言えエドワーズが持っていきそうな予感。確かに上手いと思いますが、KO狙いは無い感じ。キャリアが浅い中カシメロ相手は厳しいように思います。この時期に防衛線という事はカシメロと井岡が年末にやる可能性はありそうに
    思えますが、、、。エドワーズ相手に圧倒するのかどうか興味深いです。
    しかしテーラチャイという選手。ジャブがよく伸びてますねぇ。確かに強いし身体が分厚く見えました。名門ジム(プーンサワットとかのジムなのでしょう?)だし
    チャンスが来れば良いのにな~。

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