今回に限りロドリゲスを応援したいが、ガバリョは理想のファイターに近い。単調、愚直かもしれないが、ファイターに一番必要なキラーインスティクト、プロらしい爆発力がある。こういう選手は伸びる。
体格差はほとんどない。スキルはロドリゲス、パワーはガバリョだろう。
熟練のロドリゲスか、無限の才能、ガバリョか・・・
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ロドリゲス | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 117 |
ガバリョ | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 111 |
この組み合わせはちょっと想像してなかった。
ショッピングセンターで試合してたガバリョが無敗のまま世界へ。
不遇の元王者、ロドリゲスは金髪で再スタート。
1R
ガバリョのパンチが強そうだ。
積極的に手を出していくが、ロドリゲスは冷静に対処。
ガバリョが積極的でパンチも強いが
当たるのはロドリゲスのジャブやカウンター。
ロドリゲス10-9
2R
一発当たれば効きそうなガバリョのパンチ
とても冷静で上手いロドリゲス。
勢いのガバリョか、カウンターのロドリゲスか。
両者にダメージはなく技術戦をしているが
さすがにロドリゲスがイキるガバリョを空転させており
一発も食っていない。
ロドリゲス10-9
3R
上手いがカウンター以外ダメージを与えられないようなロドリゲスと
当たれば倒せそうなガバリョ。しかし空転続き。
ロドリゲスのジャブでガバリョがのけぞる。
ロドリゲスは井上戦で攻め過ぎた事を後悔しているような慎重さ。
攻めてるのはガバリョだが、老獪にポイントを抑えたのは
ロドリゲス10-9
4R
さすがのカウンターの名手
ロドリゲスの右カウンター炸裂でガバリョが腰を落とす。
ここまでノーダメージだったのだが、一撃で効いた。
右手をついたがダウンにならず。
しかし若いのですぐ立て直す。
ロドリゲスは上手い。
しかしガバリョは若く、元気でパワフル。
ロドリゲス鼻血、パンチかバッティングか。
ロドリゲスは勝負を急がない。
ミスせずカウンターでしとめたい、あるいはポイント勝ちを狙っているのだろうか。
ロドリゲス10-9
5R
ロドリゲスがハイレベルな試合をしているが
まだガバリョにもチャンスはある。
パワーがあるのはガバリョの方だ。
ガバリョが攻めてロドリゲスがカウンター
ガバリョを空転させてその後打つロドリゲスのジャブやカウンターの方が正確。
ガバリョも素晴らしいんだが、ロドリゲスのスキルが高い。
ロドリゲス10-9
6R
一発でロドリゲスも効くだろう。
それくらいガバリョのパンチは強い。
しかし上手く抑えて要所にカウンター。
7割くらいの力感で打っている。
ガバリョはマロニーがやったようにボディアタックに切り替えた方がいいのではないか。
このままでは当たらない。
ロドリゲス10-9
7R
力VS技
若さVS老獪
が明確な試合。ロドリゲスも若いけど・・・
ガバリョのフィジカルパワーと若さが突破するか
ロドリゲスが完封するのかという展開。
ガバリョの方が元気があり、ダメージを与えている気がするが
ロドリゲスには隙がなくカウンターがある。
ガバリョはやや単調だが漲るパワーがあり、この回は全体的に押している。
ガバリョ10-9
8R
ロドリゲスにはガバリョを削ってダメージを与えるほどの積極性とパワーがないかわりに
カウンターを当てるタイミングがある。
ガバリョは技術で負けてもパワーで潰すような体力がある。
6回あたりからガバリョの積極性が目立つ。
ロドリゲスはスタミナや圧力がややきつくなってきたか。
鼻血で呼吸が苦しいのかな。やや大人しい。
ガバリョ10-9
9R
軽いがロドリゲスのパンチが正確か
ガバリョのパワーが上か
ガバリョの左ボディが効果的。
ガバリョが追いかけ、ロドリゲスが捌く展開。
カウンターも強く入らなくなってきた。
ガバリョ逆転のムードが出てきたなぁ。
ガバリョ10-9
10R
ダメージ的にはロドリゲスの方がきつそうだが
ポイントを抑えているのはロドリゲス。
ロドリゲスのジャブ一発でガバリョがよろける。
打ち気にはやるあまり、バランスを崩しやすいのだろう。
ロドリゲスは益々ディフェンシブで隙をなくし
ガバリョが攻めてきた時以外は打ち合わない作戦だろう。
ガバリョにはロドリゲスを突破する技術が少し足りない。
ロドリゲス10-9
11R
ガバリョが倒しにいかないとドラマは起きないだろう。
ロドリゲスは守備的で自ら攻めていかない。
技術勝ちに徹している。
チャンピオンシップラウンドだが、静かな展開に終始した。
ガバリョがパワーパンチを繰り出すが必ずコツンとロドリゲスに返される。
ロドリゲス10-9
12R
どちらも現状の実力が発揮された試合。
ロドリゲスは上手く隙がないが、圧倒するようなパワーがなく
恐らく(打たれ弱い)特にボディ
ガバリョはパワー漲るがスキルがやや足りない。
イケイケで格下に強いが世界レベルのスキルの引き出しがない。
このまま判定だと、ロドリゲスが要所でカウンターを当て、捌ききったといえる内容。
ガバリョはまだ元気一杯だが、空転した。
強いパンチを当てることができなかった。
ロドリゲス10-9
116-112
110-118
115-113
ガバリョ
うーん、パヤノといいロドリゲスといい、不運だ。
私の採点もおかしいのかな。
ガバリョの勝ちはないでしょう。
その他前座も気になる。
PBCはサクサク進行し、カネロVSスミスに間に合うと信じたい。
DAZNはノロノロだろう。
ジャロン・エニスVSクリス・ヴァン・ヒールデン
エニスこそ、次世代のウェルター級な気がするが、実はやや小さい。Sライトも作れるようだ。
ヒールデンは175センチだが計量ではエニスより大きかった。戦績に傷はあるが、タフで粘り強く、エニスのテストマッチにうってつけ。
ヒールデンが足を使い下がるので
エニスがやりたい放題前に出て打ち込んでいく。
一方的にヒールデンがやられているが、致命的なパンチは食わない。
バッティングでヒールデンは初回から大量出血。
セコンドでそのまま縫っている。パックリ額を割っており、傷が深く続行は不可能だろう。
恐らくエニスにNCがつくことになる。
ファン・カルロス・パヤノVSゲイリー・アントニオ・ラッセル
アントニオは背はフェザー級の兄貴より大きい。パヤノはサイズでやややりにくそう。
スピードと体格でアントニオが前に出るがパヤノの大きなパンチも貰う。
中間距離でやりたいアントニオと踏み込んで一発当てたいパヤノ。
パヤノの方がカウンターを食うリスクがあるがパンチを当てている。
距離がかみ合わずクリンチの多い試合。
クリンチ地獄でグチャグチャだが、パヤノの方が何とかしようと
説得力のあるパンチを繰り出す。アントニオは受け身。
はっきりどっちとは言えないラウンドが続くが、要所でパヤノの方がメリハリがあり
パヤノがリードしているとおもわれる。アントニオはやりにくいがわかりやすい武器がなく精度が低い。
しかし体力、フィジカル的にきついのか、パヤノがフラフラし、効いた様子をみせてしまう。
このあたりが年齢とダメージの蓄積か。
あれ、7回開始でセコンド棄権かドクターストップ。
パヤノ陣営が棄権してしまった。
やはりダメージの限界だったのか。
何かのパンチを食ったような効き方ではなかったが。
ここまで会場では6回を除きパヤノがポイント優勢だった。
アントニオは大きなサウスポーでやりにくいが、怖いタイプではない。
とおもったらそうではなく、バッティングによる負傷(パヤノ)判定で
58-56
59-55
59-55
でアントニオ。
これには会場も驚き。
最初からアントニオを優遇するムードだったのか、アントニオも当たり前のように勝利を受け入れているが、ポイントだとパヤノの勝ちだ。
ラッセルファミリーは優遇されてるのか、疎外されてるのかわかりにくい。
パヤノがかわいそう。