クロフォードが抜けて空位となった王座の奪い合い。ここに日本の岡田も入りますが今一度整理すると
3月9日
暫定WBCタイトルマッチ?
レギス・プログライスVSジュリアス・インドンゴ
イバン・バランチェクVSアンソニー・イート
3月10日
IBFタイトルマッチ
セルゲイ・リピネッツVSマイキー・ガルシア
WBAタイトルマッチ
ランセス・バルテレミVSキリル・レリ
3月17日
WBCタイトルマッチ
ホセ・ラミレスVSアミール・イマム
4月14日
WBOタイトルマッチ
テリー・フラナガンVSモーリス・フーカー
となっています。3月9日の2試合がどんな位置づけなのかよくわかりません。こうしてみると、ジェイソン・パガラを下した岡田も険しく、バランチェクとの試合を避けてWBO狙いなのは賢明な気がします。
各試合については直前に書くとおもうので、今回は、レギス・プログライスVSジュリアス・インドンゴについて
これは
ホセ・ラミレスVSアミール・イマムの勝者への挑戦権なのでしょうか?
WBCも暫定王座なのでしょうか?
当初は、ビクトル・ポストルで組まれていましたが、負傷によりインドンゴに変わりました。代役がインドンゴというのはキツイなぁ、全然タイプが違う。
シンデレラボーイのごとく瞬く間に統一王者となったナミビアのジュリアス・インドンゴ、その全てをあっという間にテレンス・クロフォードに持っていかれましたが、すぐに次の幸運が生まれるとは思ってもいませんでした。
ビクトル・ポストルの負傷辞退で、代役として抜擢されました。
インドンゴ
「非常に興奮しています。再び王者になるチャンスです。プログライスがいいボクサーである事は知っていますが、決戦の日私は勝つでしょう。」クロフォードには一方的に敗れたが、35歳のナミビアンは世界クラスであると証明する準備が出来ています。プログライスに勝つことでアピールできるでしょう。
ルー・ディベラ(プログライスのプロモーター)
「ポストルの負傷は残念ですが、インドンゴに決まって喜んでいます。レジー(プログライス)はベストを目指してそれを証明するつもりです。元王者のインドンゴとの試合は驚異的なスタイルの激突になるでしょう。」ポストルからインドンゴに相手が変わっても、クロフォードに負けただけの元王者同士、試合の価値が落ちることはないだろう。
シンデレラおじさんはまた幸運をゲットしましたが、ナミビアンである彼にとってはこれが最後のチャンスかもしれません。まもなく、レイ・ベルトランVSパウルス・モーゼスが行われますが、ナミビアにいい風は吹くでしょうか?
極端な遠距離大砲のインドンゴはその実力が未知数なまま、2冠統一王者になってしまいましたが、P4Pトップレベルのクロフォードには、簡単にタイミングを合わせられ、懐に入られました。やはり大味なボクサーだったという印象です。
対するプログライスは米国内止まりのトップアマですが、インサイドワークが巧みなサウスポーです。あまり動かずボディワークでいなしつつ最短距離でパワフルなパンチを当てます。見た目は違うがちょっとジャレット・ハードに似たフェリーシェルスタイルにみえます。ここで、遠距離速射砲のインドンゴの運動量旺盛なファイトが通じず、プログライスが攻略するようだと、もうシンデレラおじさんの出番はないかとおもいます。
蓋を開けてみないとわからない組み合わせではありますが、とても興味深い試合です。
プログライスが勝つんじゃないかな、シンデレラおじさんを応援しますけど・・・