本日現地はフライデーナイトか、あまり注目されていなかった世界戦ですが、貴重なものがみれました。
本来、相手はオスカー・バルデスでしたが、ハーブティーがないと自信がないのか、辞退してしまい、オーストラリアのウィルソンになりました。
ウィルソンはここまで11勝7KO1敗
清水に勝った、ジョー・ノイナイに負けるもリベンジしています。
共に長身でパンチの軌道が長い両者、ウィルソンはナバレッテより大きいか。
4回にウィルソンの左フックがさく裂しナバレッテが効いた。はじめてみる光景、そこからの追撃で「バケロ」がついにダウン。プロ初めてではないでしょうか。
ダメージも深刻な致命的なダウンでしたが、カウントやその後の対応が長く、なんとか生き延びた。これは問題となるだろう。
そこから徐々に回復したナバレッテが執拗な攻撃で逆転し9回にレフリーストップでノックアウト勝利。
タフで頑丈さが売りだったナバレッテが効いてダウンしたシーンはちょっとした驚きでした。素晴らしい角度とタイミングのパンチでしたので、誰でも効いてしまうパンチではありますが。あれだけ効いていたので、あと一歩でウィルソンのアップセットでした。再開に時間がかかり過ぎ、しかしナバレッテの回復力もたいしたものです。
これで、ナバレッテはWBO Sフェザー級王者となり、3階級制覇、戦績を37-1 (31KO)としました。立派な王者です。
この階級ではじめて、ナバレッテの体格の利というものがなくなったような気がします。変則で執拗なスタイルが際立っていますが、パワーも体格も驚異的とはいえない階級かもしれません。
フェザー級がまたスカスカになりました。