ドネアが参加することで、期待と不安、やけに緊張を強いるトーナメントになりました。リコンドー・・・・・・・
WBOバンタム級王者のゾラニ・テテは元4階級王者のノニト・ドネアと対戦する可能性を受け入れます。
2人のボクサーは友人ですが、トーナメントで対戦する可能性があります。ドネア(38勝24KO5敗)はカール・フランプトンに4月に敗北しましたが、最近では2階級上のフェザー級で戦っていました。しかしドネアは2階級下げ、重い体重で失った栄光の一部を取り戻すことに決めました。
友人同士でも対決する時がきたら、テテ(27勝21KO3敗)は友情を脇に置く準備ができているといいます。
テテ
「これがボクシングというスポーツの側面です。今日の友人も明日は反対側のコーナーに陣取る敵になるのです。もし抽選でドネアと当たるなら喜んで戦いますし、勝ち上がればいずれ戦うことになります。むしろ今ドネアと戦えることは光栄です。数年後にドネアを倒しても、老人を倒したと言われるだけですから。」ドネアはかつてはバンタム級の最高のボクサーとして広く認識されていましたが、今はテテがそのスポットライトを浴びる注目の一人となっています。ドネアは直近の3試合で2敗しています。ここ数年はスーパーバンタム級とフェザー級で戦っており、バンタム級で試合をするのは2011年のオマル・ナルバエス戦以来になります。
今月下旬に抽選が行われ、9月にWBSSバンタム級ははじまる予定です。
この2人が友人である事は知らなかったが、ならばスパーリングなどはやったことがあるだろう。日本にもよく訪れるドネアですが、かつて消化不良の試合で、南アフリカのシンペウェ・ベチェカと戦ったドネアは、ベチェカが最近交通事故で怪我をした際、真っ先に見舞いの言葉を送り、ライバルを勇気づけたといいます。試合も性格もよくて日本でもとても人気があります。(奥さんはセクシーです。)
井上尚弥もかつてはドネアの動きを参考にしたくらいのレジェンドですが、そんな存在との対戦は尊敬と緊張が入り交じり、メンタル的にも簡単なものではないでしょう。
フェザー級ではどうにもこうにも体がだぶつき、フィットせず、おもうような結果が出せなかったドネアですが、2階級下げることで往年の輝き、シャープネスを取り戻すことはできるでしょうか?
それとも劣化は階級の壁ではなく歴戦のダメージと35歳という年齢によるもので、もうかつてのシャープさは失われたままなのでしょうか?フランプトン戦も点差ほどの差はありませんでした。ドネアにキレなく空転したのに対しフランプトンがわずかに当て逃げで上回っただけの僅差でした。
キャリアと体格で優位を主張するドネアですが、テテはもっと大きいです。
共通の対戦相手、オマル・ナルバエスに対する勝ち方は2人ともそっくりでした。
今がピークの選手ではないですが、参加することで、エキサイティングに加えて、歴史を俯瞰する試合、緊張と尊厳を強いる大会となりました。
ちなみにこの記事ではバーネットの名前は出ていました。
ここを回避すると負けよりも重い十字架を背負うことになりそうです。
参加を信じましょう。