ロバート・ゲレロVSフロイド・メイウェザー

メイウェザーの久々お披露目試合の相手はロバート・ゲレロになりました。

コアなボクシングファンほど、ゲレロがよくここまで到達したもんだと感慨深いでしょう。

両者、フェザー、Sフェザーからの複数階級制覇で現ウェルターです。
昔では考えられなかったが、今では下のクラスの小さいやつが中量級の主軸といってもいいでしょう。
パッキャオ筆頭にみな170センチあるかないかの小さな体格です。

とはいえ、メイウェザーより少しは背が高そうなゲレロ、特筆すべき武器がないのでメイウェザーが手堅く勝利する図が浮かびますが最近の勝ちっぷりからしてゲレロに期待せずにはいられません。がっつりゲレロ応援です。

手数多く、ロングもショートも上手いゲレロ、ファザーの頃より相手が大きな今のほうがむしろ大差つけてはっきりと勝っています。
何がすごいのかわかりづらいけど様々なタイプのボクサー相手でも自分のスタイルを貫ける芯の強さを感じます。
ゴーストというニックネームからしても、なんだかわかんないけど主導権を支配し勝ってしまう不思議な強さ、適応力があるのでしょう。
この適応力こそが最大の武器なのかもしれません。

過去は参考にならんかもしれないが、振り返るときっちりリベンジしてますが唯一の負けはガマリエル・ディアス
勝ちきれなかったのはオルランド・サリド、ダウト・ヨウダン
と小さなクラスでの試合ばかり。相手はやや頭から突っ込む曲者ばかりという感じです。

この試合のポイントはスピードでメイウェザーは世界一速く、ディフェンスが鉄壁。
攻めても攻めても空転、捕らえきれないだろうというのが妥当な予想です。
イライラして突っ込んだところにメイウェザーのカウンターが入るか、空転続きの判定負けかと・・・

が、しかしゲレロがここまでのぼりつめたのは彼の頭のよさ、戦術の確かさがあってのことだろう。
闘病に苦しむ妻のために王座返上して活動休止していたくらい紳士でやさしく冷静な男なのだ。

きっと、メイウェザー攻略のプランがいくつもあるだろう。

意外とこういう頭脳派に天才メイウェザーが屈するのが理にかなっているのかもとおもいます。
ゲレロ応援で勝つにはやはりアンドレ・ベルト戦で見せたように下がらずプレッシャーをかけ続ける、早い回で相手のプランを狂わすパンチを当てることが重要だとおもいます。

地味で特徴ないといいつつゲレロは既にパッキャオやマルケス以上の高みまできている対戦相手にふさわしいボクサーだとおもいます。

あっと驚く頭脳的戦術で無敗の自信家メイウェザー初攻略を期待しています。

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