ヘスリール・コラレス

内山との試合が決まった暫定王者。
19勝7KO1敗

大物との対戦はなく暫定とったのもやや中堅選手が相手。
実力は未知数というところだ。

パナマ人らしく上体が柔らかでガードを下げ足とボディワークを駆使して戦うアウトボクサー型のサウスポー。
しかし攻撃は踏み込み鋭いが雑で大振り、イラリオ・サパタやアンセルモ・モレノほどの緻密さはなく、パンチを食いアゴが跳ね上がる。
麻薬で逮捕されたセレスティーノ・カバジェロのような規格外でもない。
無名の暫定でも一応はとってるので今までの挑戦者よりはそれでもレベルは高い方かな？

センスはいいが、難敵にはみえない。
ウォータースやフォルトゥナよりはずっとやさしい相手だといえる。

ボディでも顔面でもタイミングがあえばKOできるだろう。
逃げのボクシングもするんで捕まえられるかがポイント。時々荒れた攻撃を仕掛けてくるのでそういうパンチだけ注意といった印象だ。

経緯があるので残念で仕方がないが、まだ未定という田口も河野も相手は誰を連れてくるのやら。
このジムだからきっと大物はない。経費削減のパナマつながりで中南米一流未満の選手を揃えてセットが予想されるパターンだ。

ルイス・コンセプションさんも同じパナマだから都合がいいはずですよ。

ベルトがあるから、王者だから強いのではなく勝てる相手を選んだから今があるのだ
もっと強いランカーはたくさんいるが、亀田戦は死にもの狂いでもそれ以外はリスキーなマッチメイクはしないのがここのやり方。

コアなファンよりもTV局や後援会を大事にする姿勢

もはや、遠路はるばるやって来る挑戦者を応援することに決めた。