秋の気配/レオ・サンタ・クルスVSジャーボンティ・デービスの価値

目を閉じて 息をとめて
さかのぼる ほんのひととき

こんなことは 今までなかった
僕があなたから 離れてゆく

WBAライト級「レギュラー」王者のジャーボンティ・デービスは木曜日にソーシャルメディア上でレオ・サンタ・クルスに反応し、彼らの戦いが次に130ポンドで行われることが「100%確実」であるとコメントした。

デービスVSサンタクルスは2020年の最後の四半期にShowtimeのPPVで行われる見通しだ。2人は今年の夏に戦うことになっていたが、コロナウィルスのパンデミックが予定を狂わせた。

ボクシングファンがPPVで高いお金を払ってまでこの戦いを見たいかどうかが問題だ。

秋まで経済の悲惨な状態が続くのであれば、この試合は失敗に終わるだろう。ボクシングはタイミングが全てだ。理想的には、PPVでサンタクルス対デービスを売るには、経済が完全に回復した時期こそ相応しい。

この現実は「タンク」デイビス (23-0、22 KOs) が体重を作れなくなることを意味する。彼はすでにライト級の身体を作る事にも苦労している。

体重が両者の対戦の大きな問題だ。
さらにPPVで売れるかどうかも大きい。
ファンはこの試合に80ドルも出さないだろう。

サンタ・クルスがスーパーフェザー級でベストファイターを倒した実績があるならば、その後にデービスとPPVで戦う価値もあると言えるが、今のところサンタ・クルスは 衰退の一途をたどっており、まるでペーパーチャンピオンのようだ。

「秋になったらまた会おう」

タンク・デイビスは自身のツイッターで、次はスーパーフェザー級でサンタクルスと戦うことについて語った。

彼らがこれまで期待に応えてきたのなら、この戦いもPPVで開催される価値があるが、デービスもまた、ライバルのライアン・ガルシアと同等レベルの相手としか戦っていない。キャリアの中でビッグネームと戦っていない。

サンタ・クルスは3階級で世界タイトルを獲得しているが、それでもビッグネームとは言い難い。スーパーフェザー級に上がってから1度しか戦っておらず、昨年11月のミゲル・フローレス戦はひどい出来だった。

サンタ・クルスはフローレスを12ラウンド判定で退けたが、苦戦を強いられた。
2017年にクリス・アバロスとダット・グエンがともに倒したフローレスにだ。
フローレスとのスーパーフェザー級初戦で苦戦したサンタ・クルスはもう天井だ。

スーパーフェザー級のサンタ・クルスに大きな期待は出来ない。
お金のためだけに戦うのであれば愚かな行為だ。

ボクシングファンは、サンタ・クルスがWBCフェザー級王者ゲイリー・ラッセルJr.を何年も避けてきたと考えている。ラッセルは何年も前から サンタ・クルスと戦いたいと 言っていたが、何もしていない。

両者合意
体重も合意

しかし、この試合だけに80ドルも出せないよ。
コロナによる経済への打撃は、たとえそれが収束、回復したとしても人々の意識を蝕んだ。

個人的には飲み歩けなくなって、財布の金が恐ろしく減らなくなったけど、かといって、増えることはありえないから、使わない、使えない。

長引けば、世の中の多くのビジネスが崩壊するだろう。
お店をやりたいなどという者はいなくなる。

コロナは人々の身体だけでなく心を壊し、価値観も壊した。
稼ぎ方、使い方も考えさせられるようになってしまった。

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僕があなたから 離れてゆく

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