キューバの血を引くロリー/ローランド・ロメロと徐と井上尚弥と・・・

あなたが選ぶ2019年のトッププロスペクトで、記載以外のファイターも自由記述できるようになっていますが表示されません。(無料サービスの制限か)しかし管理画面からは観れるので、その他でどんな記載があるか確認するとこの名前がありました。

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聞いたことがあります。Sフェザー級、伊藤雅雪のトップコンテンダーであるエリート、ライアン・ガルシアがしきりにゲルボンタ・デービスを挑発していますが、デービス率いるメイウェザーは、もちろん受けて立つ、だがその前にうちのローランド・ロメロに勝ってみろよ、それが条件だと言ってました。

その時はロメロという選手をBOXRECで確認しただけでしたが、改めて調べ直しご紹介します。

ローランド・ロメロ
Ronaldo Florencio Romero Moreno
7勝6KO
アマチュア45戦
ライト級
173センチ、23歳

ロリーという愛称で知られるロメロは北ラスベガス育ち、貧困で毎日銃声を聞きながら眠りについていた。ロメロの家族は格闘技一家だ。父親はキューバで3回の全国王者となり、妹は7度の全国柔道王者だ。ロメロは9歳で柔道をはじめたが、18歳でボクシンググローブに変えた。

18歳から20歳で最高のトレーニングをし、スパーでは多くの選手をノックアウトしてきた。父はロメロをレベルの高いキューバに連れていき、ロメロはハードパンチのアマチュアエリートに成長した。

2013年あたりからアマチュアキャリアをスタートしたロメロは快進撃を続けるも、2015年のオリンピックトライアルで躓く。不可解な判定に泣き3位にとどまった。ラスベガスに戻り、誰かの目に止まるのを期待してメイウェザーボクシングクラブでトレーニングを再開した。

ほどなくして、たった45戦のアマチュアキャリアにも関わらず、ロメロはフロイド・メイウェザーの目に止まり、2016年11月に契約、翌月にはプロデビューを果たした。

現在7勝6KOとしているハードパンチャーのロメロはトップレベルを見据えて心身ともに己を磨き続けている。

https://www.youtube.com/watch?v=7ddtRG4K798

https://www.youtube.com/watch?v=q1uozr5ryZ0

ボクシングキャリアはまだ浅いのでそんなに洗練されているとはおもいませんが、ハードパンチャーですね、キューバルーツらしく野性的な感性も素晴らしいです。粗削りだけど右のゲルボンタ・デービスというべき凄みがあります。柔道由来の足腰の強さが感じられ、恐らくかなりプロ向きです。

デラホーヤVSメイウェザーの代理戦争は脈々と受け継がれており、ゴールデンボーイを継承するのが端正なマスクとファイトスタイルのライアン・ガルシアなら、メイウェザーを継承するのはゲルボンタ・デービスやこのローランド・ロメロか。デビン・ヘイニーもメイウェザーライクですが、若いのに独自プロモーションを立ち上げてしまいました。

そういえば話題逸れますが、先日、中国でヘスス・ロハスからWBAフェザー級王座を奪った徐がGBPと契約しました。シンデレラボーイを地で行っています。徐、衰えぬ気迫溢れるファイトでロハスを破りましたがパワーレス、わずか2KOの穴王者という印象でしたが、来日時の井上尚弥とのスパーでは強さを示していました。

伝聞によると井上尚弥もこの徐に対しては結構やられてしまっていたとの事。ジェネシス・セルバニアも徐とのスパーで何かが狂ったのかもしれません。世界は広い、難しいものです。

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