フェザー級こそ、WBSSトーナメントを開催すべきである。ゲイリー・ラッセルJrを除く特定の人気ボクサーだけで最強を問うてはいけない。軽量級で身軽であろうに動きの固いフェザー級、ボクサーからもファンからも、いつも大人気なのはおなじみのレオ・サンタクルスだ。この男を中心にしている限り期待してもダメである。そろそろ詰まれており、解決の時は近いと感じるけれど・・・
ジョシュ・ウォーリントンは、フェザー級の統一だけが残された仕事だと考えている。
リーズのウォーリントンは先日スプリット判定で同国のライバル、キッド・ガラハドを破りIBF王座を防衛した。負けたガラハドはウォーリントンこそWBO王者のオスカー・バルデスを100%下し統一王者になる男だと認めた。オスカー・バルデスは年内に同じトップランクのカール・フランプトンとのビッグマッチが噂されている。カール・フランプトンは年末に予想されるバルデスとの対決に備え、8月10日に調整試合を予定している。
29歳で29勝6KO無敗のウォーリントン自身は現WBAスーパー王者のレオ・サンタクルスをターゲットにしている。
ウォーリントン
「私は次に何をすべきでしょうか?イギリスでの仕事は終わったとおもいます。リー・セルビー、カール・フランプトン、キッド・ガラハドというイギリスのトップスリーのフェザー級に勝ったことを誇りにおもう。これからは世界のフェザー級のトップに交わっていかねばなりません。私に残されている唯一の課題はアメリカにあります。ガラハド戦で少しダメージがあったが完全に回復したのですぐにでもジムに戻ります。」ウォーリントンが望んでいるのはリングマガジンのベルトだ。それは現在空位となっている。
ウォーリントン
「リングマガジンでは1位がサンタクルスで2位が私となっています。両者が戦えばリングマガジンのベルトは自明のものとなります。このベルトを獲得し、世界最高のフェザー級王者として認められることが私の夢であり、今それが手に届くところにあります。
レオ・サンタクルスよ、IBFとWBAのベルト、そしてリングマガジンのベルトをかけて戦おうじゃないか、お前にその気はあるかい?」
書いてたら途中で消えたのでやけくそで書き直しました。
ジョシュ・ウォーリントンVSキッド・ガラハド
[st-card id=75025 ]は互いに有効打のない微妙でしょっぱい試合でした。ガラハドの勝利を推す声も多かったようだ。私の採点でもウォーリントンの勝利となっているが、それはウォーリントンが時折意思のあるメリハリの効いた攻撃をするのに対しガラハドは終始のらりくらり、捌くだけでポイントを与える説得力に欠けていたからだ。ウォーリントンに有効なヒットがあったわけではない。
ウォーリントンのファイトはそのKO率が示すように欠陥がある。守る時は守り攻める時は攻める、攻防分離だが相手の静と動、その隙間、タイミングをついて仕掛けてくるのでやりにくい、リズム、タイミングが独特な強みになっている。
フェザー級こそ、WBSSトーナメントを開催すべきで、強者が人選されれば今の構図が音をたてて崩れると確信している。
[st-card id=75330 ]しかしそれを阻止すべくトップランクはバルデス、フランプトンという人気者を抑えた。
そしてレオ・サンタクルス
この男が長くフェザー級の顔として君臨している限り、魅力的なマッチアップは生まれない。
別の記事では、サンタクルスは、WBC王者のゲイリー・ラッセルとは相思相愛なので今すぐにも統一戦がしたい。しかし無理なら階級を上げてゲルボンタ・デービスと戦いたい、自分のスタイルと手数なら彼を克服できる。パワーアップ化に余念がないと言っていた。
しかし、それが口だけで全く実現してこなかったのが現実だ。
ここへきて非力なウォーリントンからの挑発、サンタクルスは待ってましたとばかりにここに向かうのではないだろうか。
実績は認めつつ、私は
レオ・サンタクルス、カール・フランプトン、ジョシュ・ウォーリントン、オスカー・バルデス
をフェザー級のトップとは全くおもっていない。
真の王者、ゲイリー・ラッセルに挑み攻略した者こそベストである。
ジョシュ・ウォーリントン、また一人、ゲイリー・ラッセルについては一言も語らぬ王者がベストを口にしている。
井上尚弥なら全てをノックアウトしてしまうだろうとは今は言わない。
サンタクルス、まるでお姉のようではないか。
君たち、
違う、そうじゃない
鈴木チャーロ雅之