
ニカラグア/L・フライ級王者
WBA/Fedecentro/L・フライ級王者
WBA/Fedelatin/ミニマム級王者
第16代WBA世界ミニマム級王者
ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
Roman Gonzalez
25戦25勝(21KO)
WBA/Fedelatin/L・フライ級王者
第22代WBA世界L・フライ級王者
WBA/Fedelatin/L・フライ級王者
暫定WBA世界L・フライ級王者
ファン・カルロス・レベコ(亜)
Juan Carlos Reveco
26戦25勝(15KO)1敗
サイトの作りに失敗していくつか書けない階級があるのでLフライ級とする。
というかこの試合はLフライなので問題ないか。
10月24日に予定されるWOWFESで組まれたカードだから日本で拝める試合だ。実に豪華だ。
ローマン・ゴンサレスの登場には度肝を抜かされた。
やや攻撃力は弱いが上手さ、安定感を見せつけ新井田に後一歩にせまったエリベルト・ゲホンをするするとロープに追い詰めボディ一閃、初回KOしてしまった試合。
いよいよ脂がのってきて絶好調の兆しを見せた新井田とのタイトルマッチ、そんなに防御が上手いようには見えないがプレッシャーのかけ方が上手いのかなぜか相手を追い込み破壊力満点のパンチを打ち込んでいく。
リカルド・ロペスと比較されるのも納得の怪物的なスケール感を持った選手である。
がしかし調整に難があるのか、強いが万能ではないのか、おもわぬ苦戦や煮えきらぬ試合をみせはじめた。
やはりいついかなる時でも完全芸術のロペスの域ではないのかな。
しかし実績をつめば王者でも特別な選手、将来のP4P的存在であろうことは暗黙の了解だろう。
破格のパワーと地力でミニマムでは抜けた存在であったがいよいよ階級を上げるようだ。
相手は暫定であるが王座に返り咲いたレベコだ。
このレベコという選手もまたいいボクサーだ。攻撃的でいて基礎技術は安定しておりまさか一度陥落するとはおもえなかったほど。
当時日本で吼えていた選手がいたがレベコ戦はないだろうなと瞬時におもった。
この試合は両者に拍手だ。
当然、日本になじみがあり怪物君を印象づけたゴンサレスが2階級目をゲットする下馬評だろうが難しい試合になりそうだと予想する。
減量苦でゴンサレスが万全の体調で調整できるならこの階級でも十分通じそうだがレベコの方が体力やキャリアがあるかも知れず侮れない。
アルゼンチンの選手はたいてい頑丈だし勇気があり受けた以上勝機を見出しているはずである。この選手は評価以上に欠点の少ないいい選手である。打ち合いが強くやや足を使われると困るタイプか。
これが最軽量に近い階級同士かとおもえる激しくハイレベルな試合となるだろう。
追うレベコ、さばくゴンザレスのような展開になるかもしれない。
両者にとり大事な試合だが競馬みたいに賭けるなら配当狙ってレベコにしたい。
そんな注目の一戦だ。
日本人の健闘むなしい階級だが世界ではカルデロンを破ったセグラの台頭やいま最もミステリアスで強そうなでかいミニマム、二コシナシ・ジョイなんかがおり密かに注目している。
残念ながらオーレードンあたりの試合とは興奮度が違うのが本音だ。