明日のこの試合を楽しみにしている人は少ないだろう。もしライブで観れたら視聴者も少ないのでサクサクだろう。ライト級、人気では後塵を拝するものの、マイキーやロマチェンコ、リナレスとは異質の王者登場です。
ロバート・イースター
19勝14KO
身長180センチ、リーチ190センチ。
黒人にはこういうマッチョでもその他の肉がガリガリに研ぎ澄まされた大型選手がいる。イースターもこの体格を武器に、好戦的でも強打者でもあり厄介な存在感を示している。
アマでは米国内上位だが頂点は獲れずじまいだったという。
このまま伸びるのか、ここで屈するか・・・
https://youtu.be/AgcZaVqPx0o
デニス・シャフィコフ
38勝20KO2敗1分
身長165センチとあるがイースターと並ぶともっと小さくみえる。ロシア人で3度目の世界挑戦というのも珍しいが、負けてもしぶとくサバイバルして掴んだチャンス。たぶん、最後のチャンスかな。
こちらはアマ歴はわからないがサウスポーで手数の選手。
小柄なので前に前にアタックしていくことが唯一の勝機。
https://youtu.be/2jLzBJaQbUM
イースターとスプリットだったコミーを下しての挑戦だから文句はない。コミー戦では相手をロープ際に押し込む時間を多く作れたのが勝因だろう。
こういう組み合わせになると小さくて不利そうなシャフィコフを応援したくなる。ロシアだしこの体格だから強打のファイターにおもうけど、よくみるとスピードと手数のボクサーファイターで、ショートでの回転力と推進力が武器にみえる。小気味よくバランスがいいのだ。
展開はシャフィコフがイースターのジャブをかいくぐってロープ際での打ち合いに持っていきたいだろうが、イースターは長身選手によくいる簡単に下がるタイプではなく踏みとどまって強打を打ち込んでくる。打ち下ろしもアッパーも強烈だ。
イースターが好戦的なので、シャフィコフを打ち下ろしかアッパーでガツンと捉えそうであるが、とにかく、攻めて攻めて多く手をだすシャフィコフの執念、キャリアが勝り、長身王者を攻略してみせて欲しいとおもう。耐久力と根性はシャフィコフにありそうだ。
そしていよいよ7月2日はパッキャオです。
が、その前にフランス
ブライアン・カルロス・カスターニョVSミシェル・ソロ
こんな、楽しい試合が組まれてます。
こちらも要チェックです。
ソロはコートジボワール生まれで、芸術的な天才肌です。才能だけなら現王者を凌駕しているかもしれません。グレン・タピアなど子供扱い。
対する暫定王者のカスターニョはアルゼンチンの希望。全階級屈しのエキサイティングな飛ばし屋です。
アマではエロール・スペンスを
WSBではミドル級ホープのデレビヤンチェンコを破っています。
小さいけれど、実のつまった爆裂天才小僧です。
どっちも好きなので悩ましいけど、フランス人が王者だと追いにくくなるので、エキサイティングなカスターニョを応援します。
カネロより面白い白系Sウェルターです。
ひねくれマニアにとっては楽しみな前夜祭。
語り合える仲間は皆無なれど・・・