対戦相手で誰やねんな人をチェックしときます。
ロマゴンVSシーサケット2
クアドラスVSエストラーダ
に加わるSフライトーナメント、米国デビューの井上の相手はアローヨではなくこの人に決まりました。
アントニオ・ニエベス(米)
17勝7KO1敗2分
以前、不完全ガイドバンタム級で取り上げていました。評価はあまり芳しくないけど、米国のアマ上りです。
[terashare title="アントニオ・ニエベス" sitename="" description="キャリアの浅い相手に2分と順調ではないが、アメリカで豊富なアマ歴のある無敗選手。アマで国内止まりというレベルにまとまった選手という印象しかないが、米国だけあって普通の試合でも相手はなかなか強い。" url="http://box-p4p.com/class/b/6765" imgurl="http://box-p4p.com/wp-content/uploads/2017/06/nievez.jpg"]
前戦でロシアのバンタム級、ニコライ・ポタポフにスプリットで敗れて初黒星。接戦ではあったようです。米国のアマ大会でいいところまで行くが、頂点は獲れずみたいなキャリアで、先日紹介したトレメイン・ウィリアムスなんかにも敗れているようです。
映像は2年前、相手も米国アマ出身のステフォン・ヤングというホープ。結果は引き分け。ニエベスは身長のわりにリーチがあり、上下にパンチが結構伸びます。攻防ともにまとまりがありアマ上りらしく上手さも。けれどややリスク回避のためかパンチが手打ち気味であまりパワーは感じない。井上の対戦相手としてはここ数戦よりは強そうです。このあたりの選手の天敵はラウシー・ウォーレンだったようで皆彼に阻まれて上にいけなかったみたいです。
バンタムでやっている選手だが、この試合はSフライ契約のようだ。
井上の顔見せとしては悪くない相手だし、受けたニエベスのコメントも冷静できちんと井上の強さを分析してました。キャリアもあり頭脳的でもあるので簡単にはいかないでしょうが、瞬発力、爆発力、パワーで井上の敵ではないとおもいます。このくらいの相手はKOしたい。
ロマゴンが勝ち、次に井上戦になれば、Sフライで行くそうですが、そうでなければバンタムに向かいそうとのことです。
実はこの組み合わせでは一番楽しみなのはエストラーダです。Sフライにフィットしており、足で逃げられなければクアドラスを攻略するとおもっています。Sフライではロマゴンより脅威かもしれません。
もう一試合
ゾウ・シミンVS木村翔
あれ、7月28日で決まるんだ。
トップランクの金の成る木は対戦が難しそうだとおもっていたが、すんなり決まるものなんですね。井岡でもすんなり決まったはずでは?上海開催なので、日本人は完全な餌食でしょうが。
この木村という選手をまるで知らず、調べてみました。
木村翔
14勝7KO1敗2分
日本も東洋も無縁だったとおもうので全く知らない選手ですが、WBOアジアパシフィックフライ級王者なのだそうです。全く知りません。
試合映像
https://youtu.be/RIEtbRO-Kqg
ガードが固くて悪くない選手にみえますが、パンチに意外性がなくややモーションが大きく見切りやすそうだ。フォームをガチガチに固めてに打つ感じ。この高いガードならゾウの軽打はほぼブロックできそうだが、テンポ、リズム、スピードについていけない気がします。
記念挑戦的なものでしょうが
「思っていたより速かった、上手かった」
などという結果にならず、最初からそれくらい速くて上手い選手であると自覚し戦術を遂行して欲しいです。
荒れ模様の玉砕特攻しか勝機がなく、きれいに戦おうとすると絶対無理だという印象です。場所も観客も超敵地なので、礼儀正しい日本人の姿じゃなく大暴れ、狂い咲きして欲しいです。
ゾウみたいなタッチゲームの申し子かつもうベテランというのはKOしないと勝てないというのが定説ですゾウ。
しかし、この程度のキャリアで世界戦が組めるのですな、ゾウは意外と日本人とやってくれそうですゾウ。