サクリファイス(犠牲)/ドルティコスとマステルナク

今週のサタデーナイト(日本時間日曜日)村田の試合もありますが、マニアはこっちが気になるはず、最終記者会見、いよいよです。

エマニュエル・ロドリゲスVSジェイソン・モロニー、ユニオール・ドルティコスVSマテウシュ・マステルナク、各選手は木曜日に最終記者会見を行った。

エマニュエル・ロドリゲス
「土曜日の夜を楽しみにしています。とてもいい気分です。相手は偉大な本物のファイターだ。モロニーが素晴らしいコンディションであることを願う。(プエルトリコ人の多い)オーランドで試合が出来るのは光栄です。ここで初めてタイトルを守るプエルトリカンになります。ファンの前で素晴らしいショーをお見せします。」

ジェイソン・モロニー
「夢を実現し、世界王者になるためにここにいます。準備は完璧に整いました。3週間もオーランドで過ごしました。夢の実現のために全てを確認しました。世界タイトルが他の何よりも欲しいです。私はアンダードッグだが、試合でくつがえしてみせよう。ロドリゲスは私の能力を引き出してくれるでしょう。」

ユニオール・ドルティコス
「土曜の夜はKOを狙っていくよ。みんな俺がいつもエキサイティングなKOをすると知っているからそれをみせるよ。ベストである事を証明する。このトーナメントを制するために戻ってきたんだ。」

マステルナク
「トーナメントに参加できて光栄です。ドルティコスに勝つと信じています。土曜の夜に何が起きるのか、我々のスタイルはリングでお見せします。」

https://boxvideo.sports-web.net/world-boxing-super-series/9448

ドルティコス

子供の頃親父の膝に座ってテレビでボクシングをみていたんだ。
ステフィーロ・ステベンソンとか、アドルフォ・ホルタとか色々さ。
立ち上がって、ボクサーのように動いて真似しながらみていたものさ。
でも観るのが好きでまさか自分が今こんな風になっているとはおもわなかった。
ただ寝て起きてるんじゃなくボクサーになれと言われた。
ボクサーになる事で努力する意味がわかると。
必死にトレーニングしてそれを継続すること。
何者かになりたいなら、トレーニングに時間を費やせと。
そして今の俺がいるんだ。

多くを犠牲にしてきたから、今の俺がある。
決して一人じゃない、プロモーターやマネージャー、コーチがいて俺がいる。
家族もそうさ、信じられないだろうけど彼らみんなが俺の家族なんだ。

もし俺が負ければ、彼らの負けでもある。
もし俺が戦わなければ、誰が戦う?
だからトレーニングしなきゃいけないんだ。

俺のスタイルはアグレッシブだ、いつもそう、ボクシングをはじめた頃からそうさ。
正直に言うと、対戦相手はみんな人としてリスペクトしているんだ。
でもリングに上がったらリスペクトはいらない。ぶっ倒すまでだ。
リングでは自分の仕事に徹し、ファンを喜ばせるために戦う。
俺のことを好きになって欲しいから。
俺の試合を偉大なものとして残したいんだ。
マイク・タイソンやキッド・ギャビランやシュガー・レイ・レナードみたいな偉大なファイターのように。
エキサイティングなファイトがしたい。全てはファンのために。
試合をみたらみんなにハッピーで満足して欲しいんだ。

マステルナク?マスターオブナッシングかい?

彼はいいファイターだよ、彼だけじゃない、このトーナメントに出る全員がそうさ。
彼にいいたい事はいい作戦を練って来いよ、だね。
試合は地獄になるからね。泣くんじゃないぞ。20日に会おう、そこではっきりする。

誰も何もくれない。そしてボクシングファンは批判するのが好きだ。
でもそれは問題じゃない。
偉大なファイトを披露し、俺が何者かを証明するよ。

マステルナク

2003年に祖父が死んだ。
祖父はわたしにとってボクサーとして最大のライバルだった。
90歳になって祖父は俺に泣いて頼んだんだ。

マテウス、神のご加護を、どうかボクシングをしないでくれ、ボクシングがお前を殺す。
でも、祖父が死んで、ボクシングを選んでしまいました。

私にはこの街に家族がいる。
祖父の葬儀でここに来た。それ以来ここに住んでいる。
妻が私のマネージャーさ。
家族が私の力の源です。
家族こそが私の人生に意味をもたらす。
それ以外に何があるのか。

15歳でボクシングを始めた。
友人に誘われたんだ。
最初は慎重に見学した。
次の日両親には学校に行くといいながらボクシングジムに行ってしまった。
ボクシングジムに一目惚れしたんだ。
それが私のボクシングストーリーのはじまりです。

私のボクシング人生は常に怪我との闘いです。
10年間、脊髄の損傷に悩まされています。

一番大きなトラブルはトニー・ベリュー戦で起きた。
ものが2重に見えるんだ。高い位置と低い位置にベリューの頭が2つにみえる。
試合を続けるためにはスタイルを変えなければならなかった。
相手のサイドには立たないで常に正面から戦った。

いつも試合前は走りまくる。これが私の仕事であり、目的だから。
足が地面を蹴る音を聞くことが大事だ。

12年間のプロ生活で夢は世界王者になることだ。
こんなに夢がリアリティを帯びてきたことは今までなかった。
だから今はそれがモチベーションであり、私に力を与えてくれます。

ドルティコスは偉大なファイターだ。シーズン1でも素晴らしい印象を与えた。
タフな試合を覚悟しています。

コーチは私の強みを思い出させてくれます。強敵で自分が不利なのはわかっています。
でもチャンスが全くないわけじゃありません。

もし戦術がうまくいけば、勝利を祝うことができるでしょう。

複数のボクサーがsacrificeという言葉を用いていたので、タイトルにしました。
何かを得るためには、何かを犠牲にしなければいけない。

誰のサクリファイスが一番の重みを持つでしょうか。
楽しみです。

こうして色々みていると、横浜は大都市、大橋ジムは近代的ですな。

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