両者、覚悟の決まったいいエリミネーターです。勝者はアレクサンダー・グヴォジクの必須挑戦者となる。ジャックのキャリアかブラウンの勢いか、ジャックは打たれ強いのではなくブロッキングなど地味な基礎を積み上げた日本人的な真面目なファイトで負けにくい。勤勉だ。ブラウンはセンスで突破できるか。今年は動くぞライトヘビー級。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ジャック | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 111 |
ブラウン | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 8 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 116 |
ジャックは日本人的で平凡なファイターだといつもおもう。
しかし手堅く崩れにくい、勤勉なのだ。
1R
探り合いの初回。
差はないが何回かしかけたブラウンか
ブラウン10-9
2R
ブロックを固め仕掛けないジャックより
左ストレートボディアッパーと打っていく
ブラウン10-9
しかしジャックにしてもスティーブンソンほどの重圧、パワーは感じていない。
3R
ジャックはいつもスロースタートだなぁ。
作戦なのか、ポイント取られて挽回しかなくなるのか。
ジャックの方がプレッシャーをかけており、ダウンをとるムードはあるが
ブラウンの方が手を出している。
ジャック10-9
4R
このレベルになると今まで強打で鳴らしていた選手にも別の側面がみえる。
今のところブラウンよりジャックの方が強打者にみえる。
ジャックのプレッシャーに下がってはいるが
ブラウンの方がいい右フック、左ボディを打っていく。
ブラウンは遠距離から威嚇パンチ
ジャックは実のある攻撃だがまだ少ない。
ブラウン10-9
5R
ジャッジがクリンチ、ホールドを注意するも
変わらぬジャックにブラウンはガードの上からでも
乱暴なパンチを打っていく。
ジャックはガードの殻
ブラウン10-9
6R
ジャックはしっかりガードしてるが
攻撃が少ない。そろそろエンジンを上げていかないとポイントが危うい。
ジャックのガードが破れないがブラウンの方がパンチを叩きこんでいく。
スティーブンソンほどのパワーではないが
より速く上手いかな。
ブラウン10-9
7R
ようやくジャックのエンジンがかかったか。
いつもと同じだな。追い上げても引き分けというのまで同じでなければいいが。
バッティングでジャックが額の真ん中をカット。
ジャックの前進を嫌がり始めるブラウン
ブラウンにホールドで減点
ジャック10-8
8R
ジャックの強さ、上手さはわかりにくいな。
ジャックが前に出て攻勢をかけるも
ブラウンが逆襲
ブラウンの派手な攻撃がより効果的。
ジャックは流血もあり苦しそうにみえる。
ブラウン10-9
9R
なかなかクリーンヒットはしないが
ブラウンがガンガン攻めればジャックを崩せそうにもみえる。
ジャックのプレスをブラウンが嫌がっており
ダメージは互角くらいかもしれないが、ジャックの攻撃は地味でわかりにくい。
おまけで
ジャック10-9
10R
ブラウンが荒々しく攻める。
血まみれのジャックは劣勢にみえる。
しかしいつもジャックはここからが強い。
ブラウンのスピードとテクニックにに今日は逆転できないまま
精度は低いがブラウンの攻勢が目立つ
ブラウン10-9
11R
ブラウンは長身サウスポーだが
戦慄の強打者ということはなさそうだ。
パワーならベテルビエフやコバレフが上だろう。
血まみれのジャックにドクターチェック。
ポイントも劣勢で止められるかもしれない。
続行、もっと来いと誘うジャックだが、ブラウンはやや逃げ切り態勢か
バックステップで威嚇パンチで誤魔化す。
近寄らせない。
ジャックはジリジリ前に出るしかない。
ブラウン10-9
12R
地味に後半粘り強いジャックも
今回ばかりは逆転KOしか望みはないだろう。
いつもエンジンのかかりが遅い。
そして地味。
ジャックが前に出て逆転を狙うもブラウンはやや逃げ切り。
ブラウンにはやや昨日のアンドラーデみたいなスパーリングファイターのような
誤魔化しがあり、判定には強そうだ。
ジャックは最後まで捕まえきれず。
ブラウン10-9
熱戦続きだけど判定ばかりで疲れるな、長いな。
ジャックの傷は深い。この傷が痛手となった。
117-110
116-111
119-108
ブラウン
そこまで強くないブラウン
しかし、アルバレスもグヴォジクもブラウンも
王者を凌駕するほどのトップランカーであることを証明した。
ライトヘビー級は動き続ける。
グヴォジクとはいい試合にはなるだろう。
しかし王者レベルではブラウンは判定型かな。