ロマチェンコが抜けたWBOフェザー級王座の決定戦
クロフォードVSポストルのアンダーで行われるようです。
村田も出場予定の興行ですが、こっちの方が俄然興味が沸きます。
実に正しい決定戦です。
オスカル・バルデス(メキシコ)
19勝17KO
メキシコで一番のホープと言えるでしょう。17歳で北京、21歳でロンドン五輪にバンタムで出場。
北京では国内でカルロス・クアドラスに勝って出場権を得たそうです。
ロンドンでは3回戦までいきますが、銀メダルのジョン・ジョー・ネビンに13-19
銅をとった清水との対戦はありませんでした。
アマで活躍し2009年にはフェザーでワシル・ロマチェンコとも戦っています。1-12
ここ数戦
ルーベン・タマヨ
クリス・アバロス
エフゲニー・グラドビッチ
に勝ってますので世界戦出場には文句のないトップランカーといえます。
たしかWOWOWでタマヨ戦の出来が悪かったからジョーさんは見限ったらしいですが、その後の試合で見直したとか。
スタイルとしては天才肌の正統派オーソドックス。
もう、フランプトンやサンタクルスとやっても勝てるかもしれないほどの逸材です。
165センチと決して大きくなく誰とでもかみ合うスタイルなのが若干不安点かなというくらいです。やりにくい選手ではありません。
タフなグラドビッチを完璧にKOしたのはさすがです。
王者になるのが既定路線といえるほど期待値の高いホープでしょう。
https://youtu.be/Ybc52dUEMXE
https://youtu.be/7-FAE5sQ6go
https://youtu.be/UPYb5cULhUk
映像みるとパンチがほぼフックなんですね。
アッパーフックとフックばかり。
回転力と勢いがあるから圧倒的だが距離が近い。
反射神経に長けたフック野郎ですね。
だからいいジャブとストレートを合わせればこうなります。
マシアス・ルエダ(アルゼンチン)
26勝23KO
対するは無名に近いアルゼンチンのホープ
正式名はマシアス・カルロス・アドリアン・ルエダだそうです。
アマの実績は不明ですが恐らくやっていただろう。
無敗選手をチェックしてて昔プロスペクトで書いた記憶がある。
戦績はすごいがほぼアルゼンチン国内のキャリア。昨年一度だけ米国デビューしKO勝利しています。
眉毛がマッチョで性格が読みにくいポーカーフェイス。
見た感じ、バルデスよりは多少背が高いか?こちらも基本に忠実なオーソドックスで
あまり上体を動かしません。直線的に攻めてブロッキングで守るというシンプルスタイルですが
戦績どおりにパンチは強い。相打ちでも相手をふっ飛ばすような威力を感じます。
ボディも重そうです。
https://youtu.be/0WZsG4Qdlg8
https://youtu.be/MKNC6ndwJDg
当然、へそまがりな私は無名のルエダを応援します。
ラスベガスと言ってもほとんどバルデスのホームのごときだろう。
メキシコのニュースター誕生の舞台といってもいい。
ルエダにはマイダナやマティセほどの凶暴さ、マチズモは感じませんが、この眉毛はただものじゃないはずだ。
日本では15戦、20戦くらいで世界ランカーなら後は世界戦待ち、格下と前哨戦の繰り返しだろうが
26勝23KOではじめて掴んだこのチャンス、相手はビッグホープで自分はアンダードッグ。
ボクシングの質をみても技術もスピードもバルデスやろうなぁとはおもうが
この眉毛君はクールに眉ひとつ動かさず、強打を当てて番狂わせ
なんて展開を期待しちゃいます。
エリートばかりじゃつまんないですからね。
眉毛君、相手は強いがフックばかり。そんな時はストレートとボディだよ。
和氣の勝機も強打者のグスマンに対するボディだとおもう。