
2月20日にこの試合が決まったようです。
フェザー級の世界タイトルマッチですがサンタクルスはまだ本当のフェザー級選手とは言い難い印象です。
無敗の人気メキシコ王者で確かに難航不落ぶりをみせてはいるが対戦者選びは弱腰。
サンタクルスがバンタム上がりでキコはSバンタム一筋の選手だから、言われるほどの有利、不利はないとおもいますが
上背のあるサンタクルスが減量苦で体重を上げていったのに対し、キコ・マルチネスは王座陥落後、バンタムに下げる話もあったほどの小兵。
それが急きょ、スコット・クイッグに挑戦できる機会を得てSバンタムにとどまったものの痛恨のKO負け。
方やサンタクルスはバンタム上がりのフェザー級、アブネル・マレスとのサバイバルマッチを制して3階級制覇を達成したものの、マレスもまた小柄な選手である。
別団体王者のロマチェンコやアマ時代の宿敵ゲイリー・ラッセル、体重オーバーではく奪されたニコラス・ウォータースと比べると戦績だけは立派だが筋金が入っていないのだ。
キコ・マルチネスはクイッグ戦後3勝してるが全て格下相手。おもわぬお声がかかったのでフェザーであろうがチャンスを逃さぬべしと急きょ試合を受けたのが目に浮かぶ。
それなりに名のある同士の注目の試合といえるがフェザー級タイトルとしてはイマイチなのだ。
予想は判定でサンタクルス
一発のパワーはキコ・マルチネスの方がありそうだが、サンタクルスはこういう愚直なファイター相手が得意だ。
ファイター同志の正面衝突だがサンタクルスの方がブロッキングと手数、パンチの適格性が勝っている。
サンタクルスが苦手とするのは俊敏なアウトボクサータイプの気がするがそうした相手との対戦はみたことがない。
痛烈な敗戦を味わいつつ敵地で強敵と戦い続け、おのれの武器は愚直なファイトあるのみの強打者キコ・マルチネスのKO勝利を願って見守りたい。
お互い、決して弱くはないが、フェザー級選手としては日本人にとり狙い目とはいえる。
ロマチェンコやゲイリー・ラッセルは正直きつい。サンタクルスもファイトマネーだけは立派なのでお呼びするわけにはいかないが、長谷川戦で遠路はるばる来日してくれたキコさんならまた来てくれよう。
狙い目とか日本に呼んでなど言わずに海外で強い王者に挑むのが本来の姿だけどね。
色々考えるとこの両者とヘスス・クエジャールくらいしか勝てる気がしないのは気のせいか。
サンタクルス、P4Pでもそんなに評価高くないようだから今年は化けの皮がはがれるかもしれません。
しぶとい、強い選手なのは認めますが好きにはなれませんよ。