オレクサンドル・ウシクVSダニエル・デュボア他

ヘビー級注目の試合がありましたが、開催地がポーランドだかで時間がよくわからずライブ観戦は見逃しました。ヘビー級に熱くなれないのは、ウシクやフューリーやワイルダーやジョシュアのスタイルがあまり好みではないから、本当に強いのは別にいそうだが、なかなか世界戦に絡めないからだ。大体、同じようなメンツでやりくりしている。

Duboisでデュボアと読むんかい。

ダニエル・デュボアはずっと以前から一番のプロスペクトとおもっていましたし、王座交代あるかもなと予想していましたが、結果はウシクが2度のダウンを奪い9回にTKO勝ち、ポイントもウシクがリードしていたようです。

しかし、5回にデュボアがタイミング抜群のボディアッパーをカウンターで当て、ウシクは悶絶でキャンバスへ。これがローブローとジャッジされてウシクに長い休憩が与えられました。

でもこれぞ、素晴らしきボディアッパーカウンターのお手本ともいうべきショットでローブローではないです。

これがなければデュボアが王者でした。

その後はウシクが試合をコントロールし9回の結末に導くのだが、デュボアは最高のプロスペクトと認めつつ、最近の試合でみせていた気の弱さが出てしまいました。

ジョー・ジョイスにはジャブで目が塞がり痛いので棄権
ケビン・レリーナには膝を痛めたか、自分から何度も膝をつき(ダウン)追撃を逃れる

という姿をみせましたが、ウシクに倒されたダウンもそんな感じで自分から率先して膝をついた感じです。
効きやすい、諦めが早いという性格を感じます。

こういうゴリマッチョは得てして脆さも併せ持っているのだ。
よりケアフルでテクニカルで経験のあるウシクを超えることは出来ませんでした。

といいながら、5回KOでデュボア勝利でいい試合でしたが、気持ちが切れてしまったかな。

今後のヘビー級世界戦で観たい人たち

エフェ・アジャグバ

18勝13KO1敗

今日相手のローブローで失格勝ちしましたが、最近の試合では綻びが見え隠れしています。強打が魅力でしたが普通になってきました。

バハディール・ジャロロフ

13勝13KO

2メートル超えの世界選手権、東京五輪金メダリストは今回もKOながらノーテレビ

リチャード・トーレス

6勝6KO

そのジャロロフに五輪決勝で敗れたトーレスは188センチとやや小柄ながら、アメリカの白人なので注目度は高い。そしてホワイトタイソンのごときスピードとイキのよさはみていて楽しい。

モーゼス・イタウマ

4勝2KO

アマチュアで22戦全勝
名前や顔からしてルーツはどこなんやというイギリスの逸材。一部でタイソンを超えると言われている。

ジャレット・アンダーソン

16勝15KO

ワイルダーを継ぐアメリカのヘビー級のスター選手になっていきそうな人気選手だが、個人的にはリチャード・トーレスの方が好み。

その他にも、ジョー・ジョイスやそれに勝った張志磊、五輪出身のトップアマチュアなどゴロゴロいましたが、キャリアがなかなか進まず、ランカーで全盛期を過ぎてしまった感が強いのがヘビー級の現状だ。

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