正式にアナウンスされました。11月7日とあるので、日本時間のことだろう。木曜日の決戦となります。
TV観戦ならここですな。
WBSSバンタム級決勝戦、井上尚弥VSノニト・ドネアは11月7日さいたまスーパーアリーナで行われる予定だ。ドネアにとってはアウェーでの戦いとなる。
この試合はDAZNで放映される。木曜日は通常人々は仕事をしており、ボクシング観戦に相応しくない。DAZNの加入者増加に望ましい日程とはいえない。
井上尚弥はIBF・WBAの2冠バンタム王者だが、ドネアもWBA王者である。ドネアはWBAスーパー、井上はWBAレギュラーという訳のわからない王者設定になっている。混乱を招く状況でWBAが各部門の余計なタイトルを取り除くことが好ましいがWBAはそのような措置を講じなかった。
日本開催は井上にとって大きなアドバンテージとなる。
井上は既に日本では巨大なスターであり、試合の度に多くの観客を動員する。対照的にドネアはアメリカでは有名なボクサーだが、大スターではない。さいたまスーパーアリーナの37000の客席は満席になるだろう。ドネアにとっては朗報だがほとんどが井上ファンとなる。ファンの熱狂的な応援を背に戦う「モンスター」井上の序盤の火力にドネアが対処するのは困難だろう。しかし上手く対処し試合を後半戦に持ち込むことができればドネアが井上をノックアウトするチャンスも高くなる。井上はドネアのようなパンチ力を一度も経験した事がない。
井上にとっては自分自身と戦うようなファイトになるかもしれない。今のドネアは井上ほどではないにしても総合力の高いハードパンチャーだ。ドネアに唯一欠けているものはスピードと精度。36歳のドネアはかつてのハンドスピードを失った。未だに速いファイターだが井上ほどではない。
井上尚弥
「決勝戦が待ちきれません。ドネアはボクシングのレジェンドです。決勝戦で彼と戦えることは大変光栄なことです。アリトロフィーを勝ち取るためにレジェンドに勝てるだけの全てを披露します。」ドネア
「日本での決勝戦を楽しみにしています。多くの世界王者と戦ってきました。準備は万端です。井上は素晴らしいファイターですが準決勝でいくつかの欠点を発見しました。正しいゲームプランを用意してアリトロフィーを獲得します。」リチャード・シェーファー(ドネアのプロモーター)
「みんな井上のことをモンスターと言うが、ドネアはバンタム級では無敗だ。ドネアこそ本当のモンスターであり、ボクシングの真のレジェンドであることを世界に証明してみせます。」
好きなサイトではないので書いてあることは全く気にしないが
井上に大きなアドバンテージであることは間違いない。
大会の主役は井上尚弥だ。
しかし我々ボクシングファンは、ノニト・ドネアに対しても、盛大な声援を送ることだろう。
(なぜか)心の師匠である。
前座、井上拓真VSノルディン・ウバーリや八重樫のタイトルマッチという情報も気になる。
現状、メインの井上尚弥にいいバトンを渡すのは難しいんじゃないかな。
最高のコンディションを条件に井上尚弥の序盤KOを予想する。
ドネアに対する過剰な報道や警戒をしなければ大丈夫さ。
(このブログでも煽るけれども・・・)
WBSS、遅すぎる。
井上尚弥が世界にブレークした大会だが、もうこんなスケジュールならばいらない。
https://www.youtube.com/watch?v=wqVPxgzK8jQ