映画「ロッキー」のような黒人VS白人、アメリカVSロシアのようなわかりやすさがこの階級には必要だ。
ゴールデン・ボーイ・プロモーションは、NABFヘビー級王者、アルスランベク「ライオン」マフムドフ(10勝10KO)と共同プロモート契約した。身長197cmのマフムドフは260ポンド(118キロ)もあるロシアの怪物だ。
2017年にプロ転向するまでは国際的なアマチュアとして様々なトーナメントに参加した。
昨年12月の試合で元世界王者「ナイジェリアの悪夢」サミュエル・ピーターをノックアウトしてパーフェクトレコードを維持している。
カミーユ・エステファン
「彼のリングパフォーマンスと共に、ヘビー級にメッセージを届けたい。彼と共に世界王者になると信じている。」オスカー・デラホーヤ
「最近、ヘビー級のルネッサンスが高まりつつあります。ライバルの台頭、メディア露出はボクシング界にとってとてもいい事です。アルスランベク「ライオン」マフムドフと契約し、この勢いを未来へと継続していきます。彼は全KOのノックアウトアーティストです。彼を世界王者にするために、カミーユのチームと全面的に協力していきます。」
ジョシュアやワイルダーの陥落により、ヘビー級は誰が一番強いのかわかりにくい様相だ。若ければ今でもクリチコ兄弟の方が強いんじゃないだろうか。
アルスランベク「ライオン」マフムドフもムードたっぷりの巨人だが、ロシアのプロはアマが長く、若くないので伸びしろに若干疑問が残る。
ヘビー級は息が長い、高齢でも強いとはいえ、
[st-card id=99391 ]こういう選手やダニエル・デュボアのような若い選手の方に可能性を感じる。スピードが違う。
とはいえ、タイソン・フューリーという傑出した個性と巨漢のヘビー級が一抜けした今、モハメド・アリの時代や、タイソン一強時代、そこに、ルイスやホリフィールドやボウやラドックが絡んでいたころのようなエキサイティングなヘビー級になることを望む。
あんまり知らないけど、映画「ロッキー」のような黒人VS白人、アメリカVSロシアのようなわかりやすさがこの階級には必要だ。