
年末のボクシングはスカッとするよりモヤっとした部分が多かった気がします。ボクシングマニアとして個人的に一番心がときめいた瞬間が西岡VSジョニゴンで、もはや17年前の出来事なのですね。そう考えると、神、井上尚弥の伝説も残りわずかなのだろう。
井上尚弥VSアラン・ピカソ
いつもの絶好調の井上尚弥と変わらない立ち上がり、最高のコンディションにみえましたが、懐深く鉄壁ガードのピカソを効かすことなく12回を終えました。デカい相手が貝になると井上尚弥でも倒すのは難しいのだな。能力、実力というよりは体格やリーチ差でかみ合わなかったという現実。ラファエル・エスピノサは好戦的だからもっと嚙み合うとはおもうが、おもえばロベイシ・ラミレスも実力で負けたというよりエスピノサがやりにくくて負けたようなものだ。
今後、明らかに自分よりデカい相手と戦う時はこんな試合も増えるだろう。
フルトンもタパレスもネリもアフマダリエフも、そんなにデカさが気になる相手ではなかったもんな。
中谷潤人VSセバスチャン・エルナンデス
中谷ガッカリ、というよりはセバスチャン・エルナンデスが特異なフィジカルと馬力のある選手だったのでああなったとおもっているが、中谷でもああなる階級であることが確認できた。かといってセバスチャン・エルナンデスが強い王者になるかといえば別問題で、タフだけど不器用なところもあった。
そんなSバンタム級を易々とクリアしている井上尚弥と中谷の対戦は、現状は勝敗という意味で興味は薄れた。スキルだけではなくスピードもパワーも井上尚弥が上だろう。
次に直接対決しなくて構わない、私は井上尚弥のフェザー級挑戦の方が観たいです。
今永虎雅VSエリドソン・ガルシア
日本人ライト級の限界の一例を観た気分。体格、パワー、スキル、どれをとっても今永は相手に負けていなかったとおもうが、柔軟性や対応力がなく、一本調子、ひとつ狂うと全部ひっくり返されてしまった。
井岡一翔VSマイケル・オルドスゴイッティ
この相手では何も査定できないよねという雑魚だった。フェルマルに連敗で、そのフェルマルもバムには完敗、その現実を踏まえて井岡VS拓真だ堤だといわれても、それはニワカ日本人が盛り上がるだけで、世界トップレベルの戦いとは言えないのではないかな。
決まったら見届けるしかないが、もっと強い世界上位ランカーが純粋に観てみたい。
吉良大弥VSイバン・バルデラス
アマチュアでちょっと観た時から吉良大弥というのは世界王者になりそうだ、アマチュアでは帝拳の高見という選手に負けているそうだがプロ適正はこっちだろうと感じている。
しかし最速で世界王者になったところで、最強の王者になれるかどうかまではわからない。アマチュアではもっと上がゴロゴロいたのだ。彼らがプロになれていないか、うまくプロモートされていないだけなのだ。
2025年はそんなに燃えるボクシング観戦はなかった。
その中で思い出すとしたら
ジャロン・エニス
バージル・オルティスJr
は熱いなぁ。
彼らと対戦もできない、バフラム・ムルタザリエフ
彼らSウェルター級はヤバいなぁと感じました。
あとは私の好きなLヘビー級、アルツール・ベテルビエフやドミトリー・ビボルでさえ、デビッド・べナビデスに屈してしまうのかとおもうと複雑です。




