
昨年の日本人がらみのベストバウドは実は
矢吹正道VSフェリックス・アルバラードだったかもしれません。長年トップに君臨し、何よりやたらタフでスタミナがあって不倒の男、フェリックス・アルバラードに対するノックアウト勝利、フェリックス・アルバラードにとっては長いキャリアで初のKO負けとなりました。
矢吹のスタイルは円熟し、まるで教科書、オールドスクールのようでした。全てはジャブが起点であり、すべてのパンチが理想的でした。強いていえば瞬発力というかリズムやテンポは速くないので、意外性はなく、ラッシュやコンビネーションの速さは出ないかなという印象でした。
強くなった立派な王者ですが、年齢的にも失うものはない、ビッグマッチ、稼げるファイトに挑みたい状況だとおもうので、アンソニー・オラスクアガやユーリ阿久井との試合など、納得できる試合でキャリアを謳歌して欲しいとおもいます。
そんな矢吹が無冠戦で戦ったタノンサック・シムシー
39勝34KO1敗と、矢吹にKOされた以外すさまじい戦績で、Lフライ級で世界王者になりましたが、そんな男に試練です。
IBF世界ライトフライ級王者タノンサック・シムシー=39勝(34KO)1敗
VS
同級1位セルヒオ・メンドーサ・コルドバ(メキシコ)=27戦全勝(23KO)
4月日本開催が指令されたそうです。
セルヒオ・メンドーサ・コルドバ
どこか昔の中谷潤人をみているような大柄なサウスポーです。バンタムくらいが適正にみえますが、若いので削ってLフライなのだろう。細いので打たれ脆そうにみえるが、テクニックとパワーは確かなるものがあり、これは強敵といえそうです。
フライ級やLフライ級は(バンタム級も)最近は日本人VS誰か・・・みたいな世界戦ばかり観ている気がしますが、マニア、オタクな私はこういう海外の未知のプロスペクトが観たいが強いです。日本人対決とかはあまり燃えません。それが最強決戦とはおもえないからです。
矢吹正道から話がはじまって、これはLフライ級の試合ですが、帝拳ジムの選手や吉良大弥など、Lフライから世界を狙うプロスペクトも多くいますが、上記彼らが築いたキャリアは無視できません。27戦全勝(23KO)で世界初挑戦です。
日本人が最短で世界王者になって欲しいなぁ
ではなく
歴史に残りそうなヤバいボクサーを目撃したいなぁ
が、私のボクシングへの情熱であり原点です。
バンタム級でも観たいのは
井上拓真VS井岡一翔ではなく
VSケネス・ラバー
でしょ。




