インドンゴのミラクルなボクシングが冴えわたる、通用すると信じて観戦だ。この身長差、距離感を生かせるか・・・
日本だと尾川や伊藤がコラレスに勝ち、ベルチェルにも勝ち、皇帝ロマチェンコに1年で挑むくらいのドリームマッチだ。
さすがに4団体統一戦は盛り上がる。
クロフォードがアメフトみたいな赤なのに対し
インドンゴは謎のニックネーム「ブルーマシーン」の青
青の方がかっこいい。
全勝同士、どちらかに土がつく。
リーチはクロフォードの方が長いらしい。
クロフォードVSインドンゴ
1R
両者サウスポー
インドンゴのモーションが大きいので打ち終わりにクロフォードが詰める展開だが
まだお互いクリーンヒットはないしインドンゴは左も振っていく。
王者の地元なので
クロフォード10-9
2R
やっぱり大振りなインドンゴのインに素早くはいったクロフォードの左が当たり
インドンゴダウン。インドンゴは大振りで反抗。バランス崩すとクロフォードの正確性が勝る
インドンゴが苦し紛れにダッキングとかすると必ずそこを狙い打たれる。
クロフォード10-8
3R
遠距離だとインドンゴの左も怖いが、距離が詰まると技術差が顕著。
インドンゴの長い左をかわしざま、クロフォードが左ボディをねじ込み、インドンゴ悶絶、立てず。
右ボディもおまけでついていた。
やっぱり、インドンゴはやりにくいだけの大味で未熟な王者であった。
インドンゴの大振りパンチの繋ぎ目に大きな隙があり、正確無比なクロフォードには余裕であった。
両者の完成度が全然違う統一戦になってしまったね。
正直、世紀の大凡戦。
クロフォードは今からもう一試合でも余裕だろう。
オレクサンドル・クヴォジクVSグレイグ・パーカー
米国は選手層が厚いなぁ。
ロンドン銅のクヴォジク、アドニス・チキンソンやネイサン・クレバリーよりは既に上とみる。
パーカーはエドウィン・ロドリゲスに負け以外は全勝の選手。ガードが固くてジャブもいいなかなかの選手だ。手数はクヴォジクの方が多いが、パーカーもいいタイミングで返していく。波乱がありそうな雰囲気も若干・・・
力みなくきれいなコンビネーションを放つクヴォジクだがいかにも教科書的でヘッドハンティング気味。ガード、脇を固めて打ち終わりを狙うだけのバーカーだが、丁寧だし基本パワーはこっちが上か。
最後はクヴォジクが細かな連打をまとめてガードの固いバーカーを倒した。一発ではなくコンビネーションが生命線だ。
軽量級のようにハイテクにはとまっているクヴォジクだが、ゲストで来ているウォードにとっては難しくない相手かもしれない。
シャクール・スティーブンソンVSデビット・マイケル・パズ
リオ五輪銀のスティーブンソンの3戦目。
世界じゃ井上尚弥や田中より逸材といえるだろう。
技術的には申し分ないが、これでフェザー級というのがやや残念でパワーも体幹もまだ心もとない気がする。まっすぐ下がるし。
五輪メダルはなくとも元?ジムメイトのゲルボンタ・デービスの方が圧倒的に爆発的だ。
ニャンバヤルとかの方が階級にフィットしているとおもうし清水の方が破壊的にみえる。
技術で見栄え勝ちしているが、相手にさしたるダメージを与えていない。だが既に、マイケル・コンランと同じで、王者に対しても勝ち負けになるレベルだろうし日本のSバンタムの王者誰よりも既に上だろう。
まだ少年のように若いので適応していくだろうが、トップアマにも即戦力や修正が必要なのがいて興味深い。
マイケル・リードVSロブ・フランケル
無敗ホープリードの調整試合か。
このフランケルというのは敗戦多いベテランだがこういう選手がいるといい経験になるなぁ。
スピード差でリードのようなホープには格好の踏み台ではあるがフランケルは粘るし技術もある。
見栄えだけで圧倒しかけたリードを徐々に消耗戦に引き込んでいる。
リードはよくいるスリックなサウスポーでセンスは高いが今のライト級ではサイズ、パワー共に厳しいだろう。
リードの圧勝だが打っても打っても倒せず。