海外記事ではルイス・アルベルト・ロペスはやたらと井上尚弥に言及しています。もうギャラの安い防衛戦はやりたくないようで、少なくとも次はロベイシ・ラミレスとの統一戦だそうです。しかしラミレスは井上を称えこそすれそんなに言及しておらず、身長179センチの清水の次に身長185センチのメキシカンとの防衛戦に向かいます。
どうする阿部麗也・・・
ロベイシ・ラミレスの対戦相手
ラファエル・エスピノーザ
21勝18KO 29歳
戦績は素晴らしいがまだ名のある強敵とは戦っていない。なんといってもフェザー級で身長が185センチもある。ヒバロ・ペレスやヘナロ・エルナンデスの再来か、それより大きい。対する王者のラミレスは165~168センチといったところで20センチ近い身長差があるが、スピードや反応の差でラミレスだろう。しかし無敗で高いKO率の曲者を選んだなと感心はする。清水との試合で長身選手対策、全く苦にならない、むしろ歓迎になっちゃったんだろう。
対するルイス・アルベルト・ロペスは一部の評価が高い王者ですが、直近の試合はこんな感じでした。
個人的には挑戦者の勝利。
過去に負けたルーベン・ヴィラとやったらまた負けるだろう。
ボクシング歴は浅いが他のスポーツで鍛えたフィジカル、あるいは天性のフィジカルを武器に、ガードを捨てて重厚なパンチをどんどん放り投げるスタイル。ハメドみたいなボディワーク、スリッピングでディフェンスにも余念がないが、そこまで精度は高くない。
なんといっても、このボクシングキャリアと独自のスタイルでエリートを潰して王者に君臨しているので、独特で面白い、まだ伸びそうだ、フィジカルモンスターだという特異性に注目が集まっているのだろうが、まだ全く圧倒的な存在ではなく、偉そうなことをいえる試合ではなかった。
自分が不安定な立場だからこそ、ビッグマッチ、ビッグマネーに急いでいるのかな。
ルイス・アルベルト・ロペス
「ロベイシ・ラミレスとの統一戦か井上尚弥とフェザー級で戦いたい。井上にはマーロン・タパレスとの統一戦が控えているよね。いい試合になるだろう。ふたりともとてもいいファイターだ。タパレスがMJ戦でスティック&ムーブ(くっついたり離れたり)をやったときはうまくいった。でもMJに井上ほどのパワーはなかったからね。井上が勝つと信じているけど、タパレスも侮れない。間違いなく私はこの試合を見逃さないだろう。」
たぶんもう、井上尚弥のファンなんだろうな
そして近い位置にいて統一戦が出来れば大金が稼げる。そして俺のボクシングはフィジカルパワーの変則・・・ひょっとしたら通じるぞ、と。
ルイス・アルベルト・ロペスは好きですし、大化けする可能性も秘めているが、今のままでは、ロベイシ・ラミレスに負けるとおもう。阿部麗也といい勝負になるだろう。井上戦をアピールするためにも、阿部麗也、亀3、2人に勝ち抜くくらいはやってみてはどうか?
なんならフェザーでスティーブン・フルトンでもいいだろう。
私はひそかに
ルイス・アルベルト・ロペスVSスティーブン・フルトン
ロベイシ・ラミレスVSスティーブン・フルトン
を期待している。
フルトンの力量もそこではっきりする。
個人的にフルトンの評価に悶々としている。テクニシャンだなぁという面は感じたが、全く井上に通じておらず、8回まで戦って与えたダメージが皆無であったから。テクニシャンらしくポイントすらとれていない。それでいて、体格、骨格はフェザー級だ。フェザー級で王者になるくらいなら本物だったのだろうと見直したい。