
本当はサリドVSベルチェルト、バルガスVSローマンであったが、メキシカン対決はどうミックスされてもいいや。
ベルチェルトは怪我で離脱、三浦を完封した若い彼が頭一つ抜けているだろう。バルガスはなぜか、サリドを回避しステファン・スミスと戦うという。激闘王だが、汚染肉野郎なのでスミスを応援する。チャンスはあるだろう。
オルランド・サリドVSミゲル・ローマン
玄人好みの対戦です。
共に、裏、雑草街道をひた走る非エリートです。そして、意外な事実として、サリドよりローマンの方がキャリア豊富です。
オルランド・サリド
61戦44勝31KO13敗4分
https://www.youtube.com/watch?v=N0fNFpG_KKI
ミゲル・ローマン
69戦57勝44KO12敗
濃密すぎる戦績です。三浦はこの試合に何を感じるであろう。夢あと一歩で敗れ引退しましたが、もっとヘビーに凹られた両雄は引退のいの字もありません。こんな戦績だと負けなど肥やしにしかならず、むしろやってる限り、稼ぐチャンスはいくらでもあるという事か。
敗戦多き叩き上げの両者ですが、レベルは高いです。真正面からのドツキ合い、激闘必至です。どっちが叩き上げとしてよりしぶといかの勝負になりそうです。
5歳若いローマンの方がクリーンなファイトをするので応援したくなりますが、ただでは負けない、噛みついたまま逃がさないサリドの泥臭さと実績がオッズでは上でしょう。体重超過、薬?なんでもやってそうなサリドですが、ロマチェンコに勝った男という勲章が生涯ついてまわります。もう36歳、滅茶苦茶しぶといですが、格下に効かされてコロコロダウンもするのが愛嬌です。
サリド
「ベルチェルトとベルトを争えなくて残念だが、怪我は仕方がない。ローマンも強くていいボクサーだ。最初から最後まで諦めず戦うメキシカンの戦争です。同日別の場所でロマチェンコも戦っているはずだが、ボクシング好きならばどの試合がよりドラマチックでエキサイティングでワクワクするかわかるはずだ。」
ローマン
「タフな試合になるでしょう。サリドは手ごわい。けれど俺は自分の能力を知っていてサリドを打ち負かすことが出来ると信じています。ここで勝ってビッグチャンスを手に入れます。」
個人的にはこの試合は三浦隆司の代理戦争であるから、彼らの行く末を見守っていきたいとおもいます。全然辞めないメキシカンよ、三浦の分まで熱き試合を・・・