
10月25日
フェザー級は返上したのかしてないのか、スティーブン・フルトンが戴冠すれば間違いなく返上するだろうが、マニア注目の世界戦です。井上尚弥に完敗したスティーブン・フルトンがフェザー級の王座を獲得し、さらに上のSフェザー級王者に挑む。それは井上尚弥がSフェザーでもやれるのかを間接的に占う試合ともいえるから。
オシャキー・フォスター
23勝12KO3敗 32歳
そんなに優れた戦績ではないが、かなりの実力者。
ミゲル・ローマン
ムハンマドフジャ・ヤクボフ
レイ・バルガス
エドゥアルド・エルナンデス
エイブラハム・ノバ
ロブソン・コンセイソン
らに勝っているキャリアは濃密。特に今でも休養王者なのか、ずっと無敗のレイ・バルガスに明白に勝ち、フェザー級へ出戻りさせた。
ディフェンシブで崩しにくいスタイルだが、パンチもシャープでKOしようとおもえば出来るような鋭利さを持つ。上手いだけでなくパンチがあるので相手は崩せないのだろう。
スティーブン・フルトン
23勝8KO1敗 31歳
Sバンタム級でも強打者とはいえなかったので、勝つとすれば判定が濃厚だ。井上戦以外はほぼ打たせず打つ、ポイントゲームで負けたことがなく、ディフェンスに長けた選手。パンチ力はないが、ヒット率で常に相手を上回る。
スティーブン・フルトンがフェザー級を獲ったといっても、相手はSバンタム時代に勝利しているブランドン・フィゲロアであり、その他フェザー級で経験がない。試合巧者のフルトンといえどもフォスターのパワーや鋭利さは危険と言わざるをえない。
個人的にはオシャキー・フォスターのキャリア、総合力が上かなという印象だが、フルトンはどんな強打者に対しても、当てさせないから大丈夫というファイトを遂行できる人なので、空転させれば判定勝利も期待できる。
写真でみる限り、そこまでの身長さは感じないが、減量苦から解放されたフルトンがどんな動きを魅せるかで勝敗の行方はみえてくるだろう。