内山戦では8か月も空いてのダイレクトリマッチだったコラレスが3か月スパンで防衛戦。もう日本人には遥か遠いSフェザー級の狙い目かなとおもいましたが、次戦の相手は強力。恐らく王座交代ではないか?
ジェスリール・コラレス
22勝8KO1敗
正直彼の強さに懐疑的でいたが、2度もダウンを屈し際どい勝利となったカスティジャノス戦で、その実力が本物であると信じるに至った。
パナマ特有で柔らかな身体能力とスピード、バネは超一流だ。けれど、ボクシングしたいのかファイトしたいのか、己のスタイルは定まっておらず、感性、運動神経頼みで雑である。未だ磨けば輝く素材だろう。
アルベルト・マチャド
18勝15KO
https://www.youtube.com/watch?v=KJiCmCzUeno&t=43s
この選手は不完全ガイドで目に留まった選手である。
事故やなんかで迷走しているフェリックス・ベルデホを超えてプエルトリコでナンバーワンホープなのではないか?
178センチの長身、やっぱり右利きのサウスポーらしい。詳しいアマ歴はわからないが10歳でボクシングをはじめ、アマチュアの大会で優勝経験もあるという。
まず、体格がよく懐が深い。ガードも高くパンチもコンパクト。左右ともにパワーがあるが特に左からの返しの右ショートのタイミングとキレがすさまじい。
やや教科書的ではあるが、大器だろう。
スピードや意外性、GBPと契約した自信ではコラレスに分がありそうだが、才能まかせで雑な面があるので、どこかで堅実なマチャドの右フックが炸裂しそうな予感だ。
かいかぶり過ぎだがこのマチャドはベルチェルトより強くみえてしまう。ロマチェンコのハイテクにはついていけないけれど、ベルチェルトや小さなデービス以上のスケールを感じます。
こういう教科書的なエリートには意外な脆さもある事があり、NABA、NABO王者といえど真の強豪との対戦はまだであるが、豊富なアマキャリアと18勝15KOの実績があれば十分なのかもしれない。
この試合はマニア必見、注目です。