初代WBO/Asia-Pacific/フライ級王者
第12代NABF北米S・フライ級王者
第17代IBF世界フライ級王者
第7代IBO世界フライ級王者
暫定WBA世界S・フライ級王者
ノニト・ドナイレ(比国)
Nonito Donaire
24戦23勝(15KO)1敗
ドナイレかドネアがドネールか、なんて表記していいかわかりませんが
彼を軽量級No1と評価する方が多いようです。
パッキャオ効果でフィリピンに新鋭がたくさん出ていますが彼こそが大本命でしょう。
ダルチ戦での強烈なKO劇、そこに至るボクシングの質、その後の防衛戦での強さ、上手さ・・・
ファンを魅了するスタイリッシュなカウンターパンチャーです。
今後ビッグマッチが待っていることは間違いなくその評価を証明する舞台にいるといえるでしょう。
私も彼の出すパンチが全てカウンター、しかも久高のように手数、アグレッシブで劣ることのない芸術度の高いボクシングには魅了されていてかつて
モンティエルVSドナイレ
が究極の見たい試合であり、モンティエルの攻勢の後にドナイレがカウンター決めて勝つんじゃないかとおもっていましたが現在は少し見方が変わりました。
ライバルたちとの対戦があるとすればバンタム級でしょうが少し体力、体格的に余裕がないような気がしてきました。
体重超過したラファエル・コンセプションとの試合でその気持ちを強くしました。
テクニックはさすがでしたが、圧力が止まらない、打ち返してくる相手の体力に手を焼き消耗した試合でした。
といっても相手は勝つためにルールを犯した確信犯でしたが。
そして恐らく風貌からして打たれ脆さはきっとあるはずです。
そして先日のモンティエルの長谷川との試合を見て
相手が実力者ならばモンティエルはポイントを取られてもミスを犯さず慎重でいて一瞬のチャンスも逃さない頭脳的なボクシングができることに関心しました。
これだけの引き出しを持っていれば左右全てのパンチでは勝るモンティエルの総合力の方が高いのではと感じました。
近い将来にこれらライバルたちとの試合が実現し誰が最強かの決着が見れればいいですね。
極めて芸術度の高いドナイレですが、バンタムで実績も体力もある実力者相手にこれからまだまだ証明すべき点がたくさんあるとおもいます。
芸術度の高いカウンターパンチャーとして久高を例えに出してしまいましたが、彼も今のスタイルを極めるなら目指せドナイレで頑張って欲しいです。あの完成度はちょっと厳しいでしょうがであればより試合を支配できる新たなテクニックなり体力をつけたスタイルを構築して欲しいです。