決定ではなくあくまで今年の秋の対戦を目指すというものですが、相思相愛のようで問題はなさそうです。動きのあったスーパーフライ級だが、王者、元王者、6月19日に決まる新王者含めて動向が見逃せません。最後にアマでアフマダリエフや田中恒成に勝ったことのある注目のプロスペクトをピックアップしてます。
5月4日、船井龍一をTKOに下したIBFスーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハスは1つの目標を念頭に置いて部門内で最善を尽くすと言う使命を果たしている。
次なるターゲットはWBC王者のファン・フランシスコ・エストラーダだ。3月26日、エストラーダはシーサケット・ソールンビサイを破りタイトルを獲得した。トップランクによると今秋初め、9月下旬から10月にアンカハスはリングに戻ってくる。エストラーダとの統一戦を一番に望んでいる。
ショーン・ギボンズ(マネージャー)
「スーパーフライ級のトップ評価はエストラーダで2番目がアンカハスです。もちろん、カリ・ヤファイやドニー・ニエテスもいますが1位と2位、エストラーダとの戦いを目指していきます。」アンカハスがエストラーダとの対戦に強く固執しているという。船井に対する防衛は指名試合だった。それは次の試合は自由に選択する余地がある事を意味する。エストラーダは過去に統一戦、アンカハスとの戦いを望んでいると表明している。
メキシコとフィリピンの戦いには歴史と対立がある。ピノイプライドは両国の対決シリーズとして好評を博している。
かつての原点、SuperFlyの熱狂は過ぎ去りましたが、ファイターたちは残っています。井上尚弥が走り去った位置に6月19日、井岡一翔は新たな存在感を示すことができるだろうか。
エストラーダ、アンカハス、ヤファイ、(ニエテスは返上)の王者勢以外にもロマン・ゴンザレス、シーサケット・ソールンビサイ、ドニー・ニエテス、井岡一翔ら魅力的なタレントが揃っています。彼らも加わり再び統一の道まで競い合って欲しい。
ジェルウィン・アンカハスVSフランシスコ・エストラーダ
船井はアンカハスの計画通りの通過点、自信の回復になってしまったが、妥当なラインだろう。スタイルにより上手く機能しなくなるアンカハスより匠の技と経験のあるエストラーダが有利な気がするが、パワーはアンカハスにある。前に進みたい両者にとって障害もなく最高のマッチアップだろう。こういうのをどんどんやっていかないと部門は盛り上がらない。
ロマン・ゴンザレス
再び音沙汰なくなってしまったが、いい休養やトレーニングの時間と前向きに考えよう。ベルトがないと意味がないので、ニエテスではなくヤファイ一択、待望論があればエストラーダとの立場を入れ替えた再戦に向かうのか。
シーサケット・ソールンビサイ
本人、あるいは陣営の失策。オーソドックスでエストラーダに敗れたが頑丈でまだまだ観たい、サウスポーで観たい。アメリカで需要がある事は示した。エストラーダとの再戦が敵わぬのであれば、別の王者を目指したいところだが、カリ・ヤファイは受けてくれないだろう。井岡VSパリクテの勝者?どこを目指す?
カリ・ヤファイ
6/29のアンドラーデVSスレッキの前座で指名試合、ノルベルト・ヒメネスと対戦。相手を選ぶ王者なので劣化を期待してのロマゴンしか眼中にないだろう。この王者は誰かに退治していただきたい。アンドリュー・モロニーも必死にアピール中。
ドニー・ニエテス
統一戦やビッグマッチしか眼中ないといって返上したおかげで井岡の決定戦が組まれたが希望は叶うのか。残された時間が少ないからスーパーフライで大きな仕事を終えたら5階級制覇を目指してバンタムに行くといっていた。年齢、パワーで厳しいだろうが、また観たいとおもわせる職人芸で打たれたダメージも少ない。一番地味だがスーパーフライ級ナンバーワンかもしれない。しかし相手がいない。(検討がつかない)
そして
[st-card id=72829 ]ラビットパンチに注意しディフェンスケアすれば井岡は王者になれるだろう。ニエテスに並ぶ技巧派だ。
その他のランカーは以下のような感じだが、当サイト注目のKJカタラハを除いてもう一人だけピックアップしておきます。
[st-card id=61668 ]ジェイド・ボルネア
Jade Bornea
フィリピン
24歳
14勝10KO
163センチ
アマチュアでケビン・ジェイク・カタラハ、ムラトジャン・アフマダリエフ、田中恒成に勝っている。2013年のアジアユース初戦でアフマダリエフに、決勝で田中に勝って金メダル。田中は銀メダル。(15-13)
その他有望な選手
▲ヘイヴィエール・シントロン
▲江藤光喜
〇アンドリュー・モロニー
▲石田匠
▲八重樫東
〇ビンセント・レグラン
▲アレクサンドル・マリン
〇ホセリート・ベラスケス
〇ジェイド・ボルネア
〇ケビン・ジェイク・カタラハ
〇アストン・パリクテ
〇サニー・エドワーズ
〇ジャリコ・オクィン