そして世界的にはこれがメイン。2年に渡る怪我からの休養で勢力図も評価も地に落ちた感のあるサーマンだが、対立ライバルを下してハナ差で全勝キープのウェルター級らしい王者であった。再び認められる試合を披露できるか。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
サーマン | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 116 |
ロペス | 9 | 8 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 111 |
今日のゲスト解説はダニー・ガルシア
1R
ロペスが大きい。
ロペスがジリジリ前に出てプレッシャーをかけ
サーマンは下がりながらフットワークでかわす。
下がりながらも時折鋭いパンチを返す
サーマン10-9
2R
ロハスVS徐とかぶった。
井上は被らなくてよかった。
チラ見しつつサーマンを優先しよう。
サーマンは慎重に丁寧に確かめるように戦っているが
終盤に前に出てきたロペスに左フックカウンター一閃でダウンを奪う。
仕留めに行くも時間切れ。
サーマン10-8
3.4R
ロハスVS徐と2つ同時に書くのはきつい。
今日のサーマンは基本は同じ、下がってロペスに対処しながら
正確なパンチを返していく。
スピード、正確性が違うので楽にスパーリングのように対処している。
それでも危ない被弾、タイミングがあったのかロペスに歓声。
完璧にはできていないのかも。
サーマン10-9
5R
ロペスも奮闘しているが
少しづつサーマンの方が正確か
サーマン10-9
6R
サーマンが闘牛士のようなスタイルを貫くが
ロペスの前進から逃げているだけのようにもみえる。
ロペスが襲い掛かると会場が沸くが正確性は譲っていない。
ロペス10-9
7R
やはりこの試合にかける準備が違ったか
ロペスの気迫あふれるファイトをかわしきれずに
サーマンはロープに下がりパンチを食いフラフラ。
ブランクの影響はある。
サーマン効いている。危ない。
ロペス10-9
8R
サーマンが意地で攻撃的になり盛り返す。
しかし下がりながらなのは変わらない。
10-9
9R
相変わらず、スパーリングのようなファイトではサーマンが上手いが
ロペスの前進と迫力に手を焼いて苦戦しているのは変わらない。
右を当てるもロペスは下がらない。
サーマン10-9
10R
もう10ラウンド
捕まえて倒せばロペス
逃げ切ればサーマンか
しかしサーマンはいつもこんな感じだが
これでウェルターのトップとはとてもいえない内容。
ロペス10-9
11R
なんとかサーマンが逃げている状況か
サーマン10-9
12R
同じ展開でサーマンが逃げ切った。
スキル差で勝っただけでとてもてこずった。
残念ながら、スペンス、クロフォード時代に移行したといえそうだ。
113-113
115-111
117-109
サーマン
前座
アダム・コウナッキVSジェラルド・ワシントン
コウナッキ的な選手は頂点はいつも無理だけど、どうだろう?人気がある。
初回からコウナッキが距離を詰めてワシントンをロープ、コーナーに押し込みガンガン攻める。
打ち返すワシントンだがコウナッキのプレスと手数にタジタジ。
2回も同様、コウナッキの肉弾プレスとパンチ数にベテランのワシントンは対抗できずダウン。立つも抵抗できずストップ。
メキシコにアンディ・ルイズなるアンコ型のヘビー級がいたが、それよりも可能性と人気があるかもしれないコウナッキ。
ワイルダーが観戦しているが、ワイルダーよりワシントンを圧倒したコウナッキはひょっとする。
ポーランド系だが真っ白で可愛い風貌で人気のヘビー級プロスペクトである事を示した。
ゲイリー・アントワン・ラッセル
ラッセルファミリーの試合、ゲイリー・アントワン・ラッセル。リオ五輪幻の金メダリストであり(金のガイブナザロフに内容で勝っていた。)全米ホープのジャロン・エニスを下して五輪に出たのもこっちなのだ。扱いが地味だけど・・・
スーパーライト級、ここまで全KOでものが違う。距離が近いが兄のラッセルそっくりでWBSSに出ていても優勝候補の一角だったろう。ライアン・マーティンが残念だったのでこっちの方がよかったかも。今日も初回から圧倒でダウンを奪う。2回で3度目のダウンで終了。キャリアになってないほどの楽勝。ステージを上げる必要がある。
クリス・コルバート
フェザー級プロスペクト。緑頭だったが今日はピンク。
相手もここまで8勝7KO1敗となかなかジョシュア・エルナンデスといういいとこ集めた名前だ。
コルバートというのは速くて左右関係ないかなりスリックな万能派ですがまだ荒っぽいかな。天才肌だが相手を威圧するパワーに欠ける。コーナーに下がる。だから乱戦模様になり相手も健闘している。79-73というスコアでスピードと正確性に勝るコルバートの判定勝利だが、10勝3KOというKO率が示すように、今のままではハードパンチャーに倒されてしまいそうだ。かなりの天才ですが。