最近ふとフランシスコ・ボハドの記事をみつけ、テオフィモ・ロペスと被った。若さからくる鼻息の粗さと周囲の期待値がとても良く似ている。そしてやはりライト級の本命はロペスよりもデービスの株が上がったような気がする。色々信じられない面はあるんだけども・・・
ゲルボンタ(タンク)デービス(22勝21KO)は2020年にP4Pナンバーワンのワシル・ロマチェンコとの対戦を望んでいる。
デービスにはロマチェンコを倒す力があるかもしれないがサイズでは劣る。ロマチェンコはWBAウェルター級王者のマニー・パッキャオと同じサイズだが、スーパーライト級には進出せずライト級で戦うことを選んだ。
現在24歳のデービスを31歳のロマチェンコと戦わせるかどうかはメイウェザープロモーション次第だ。今月31日にロンドンのO2アリーナで空位のWBCライト級王座をかけて、ロマチェンコはルーク・キャンベルと五輪金メダリスト対決をする。ロマチェンコの勝利が予想される。
デービス
「ヌネス戦があんなに早く終わるとはおもわなかった。ノックアウトを狙っていたわけではなかった。しかしヌネスがミスをしたので一気に決めた。ヌネスはタフなファイターだった。打たれ強かった。ロマチェンコと戦うためのキャリア、年齢に達したとおもいます。十分なスキルがあるとおもいます。ファイターとして、人間として私は成熟しています。」デービスは最近対戦相手を速攻でノックアウトし続けている。
デービス
「ロマチェンコとの試合は最大のビッグマッチになるだろう。ワイルダーVSジョシュアのように誰もが観たい究極の試合だ。勝ち続けていつの日かそこに辿り着くつもりだ。」ゲルボンタ・デービス陣営はいつもこのような発言をしつつ、ずっと逃げている。まだ時期尚早だ。最大のビッグマッチとしてまだ互いの立場を確立しているとはいえない。ワイルダーVSジョシュアやカネロVSゴロフキンと比較することさえまだ時期尚早だ。
毎度の話題が出ていたのでのせておきました。
個人的には時期尚早とはおもわない。しかし勝算、PPVの金額などを考慮するとまだまだ温めておきたい試合なのだろう。
実際にはまだスーパーフェザー級で戦っているゲルボンタ・デービスは次の相手をテビン・ファーマーやユリオルキス・ガンボアに定めているようで、試合のインパクトは強烈でもP4Pで議論されないのは対戦相手のレベルが高いといえないからだ。
レオ・サンタクルスやゲイリー・ラッセルなど下の階級からの挑発もさかんなデービスだが、全ての舵を握るのはメイウェザープロモーションであり、メイウェザーは自分のキャリア同様に慎重、堅実、確実な判断でデービスをプロモートしていくだろう。
31歳のロマチェンコはあと2年、33歳までと公言している。
誰にも構わず、実現可能な相手に対しベストを尽くすだけだろう。
ボブ・アラム最後のビッグネームになるかもしれない、互いにそれくらいの年齢だ。