WBO/Latino/S・バンタム級王者
第14代WBO世界J・フェザー級王者
第16代WBO世界フェザー級王者
ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)
Juan Manuel Lopez
28戦28勝(24KO)
今フェザー級で最も人気がある王者かもしれない。彼を中心にフェザー級はまわっている。
スティーブ・ルエバノをパワーで粉砕し2階級を簡単にゲットして無敗、高いKO率を誇る。
安定したフォームから伸びる破壊的な左ストレート、それに続くコンパクトな右フックという得意パターンを持ちその軌道は美しい。左がはずれてもこの右フックが非常に強く正確だ。
KOアーティストなところがあり全てのパンチに腰が入りコンパクトだがモーションがあるので後半になるとややラフになり確実性が欠ける。
スキルは高くアウトボクシングもできるが本能的に打ち合いが好きそうで激闘になることも多い。
体力、パワーはこの階級でも随一で試合巧者でKO負けのないジェリー・ぺニャロサも降参させた。
しかし対立王者、新興勢力がかなりツワモノばかりなので今後厳しい試合が待っているだろう。
正面衝突、KO必至、そういう試合をするタイプなのでスピードが速すぎる小兵ガンボアや
ひょろひょろでもメガトンハンマーのようなカバジェロ
芯をはずす巧みさを持つ巧者クリス・ジョン
誰と戦っても互角以上の予想はできない。
どんな試合も面白いものに出来るスタイルのロペスだがまずは次戦、パッキャオのバックアップがある肉の鎧の突貫小僧、バーナベ・コンセプション戦が大注目である。